目次
日本語版への序文
序 章
1 白熱と冷戦:パケット交換の起源と意義
ストレンジラブ博士のネットワーク−冷戦に始まる米国のパケット交換
白熱するパケット交換技術の確立−英国におけるネットワークとナショナリズム
すべてを1つにまとめあげる−パケット交換とアーパネット
パケット交換の社会的構成
2 アーパネットの建設:挑戦と戦略
最初の挑戦
システム建設の戦略
技術上の複雑さの管理
社会的関係を管理する
システムを立ち上げる
3 「一番無視されてきた要素」:利用者がアーパネットを変えた
「断じて完全でも完璧でもない」−初期の利用者の経験したアーパネット
システムの改良−利用者の直接行動主義
アーパネットの目的再考−資源共有の成功と失敗
「大ヒット」の発見−電子メール
改造されたアーパネット 4 アーパネットからインターネットへ
パケット交換の新機軸
インターネット計画
軍とインターネットの関係
インターネット時代の先駆け
5 インターネット、国際標準の舞台にのぼる
標準をつくる人々−複雑に絡み合う利害
勧告X. 25
開放型システム間相互接続(OSI)
結 論
6 インターネットを普及させる
増加する民間の参加者
周辺部における成長
名前の中に潜むもの
全米科学財団がインターネットを先導する
民 営 化
ほかのネットワークとの統合へ
管理上の問題点
世界に拡大するインターネット
ワールドワイドウェッブへ
変幻自在な技術の遺産
訳者あとがき