目次
第Ⅰ部 色
第 1章 純白の植物の生きざま—「昆虫白」の不思議な花・ギンリョウソウ(田中 肇・森田竜義)
第 2章 ユリ属植物の多様な花の色と系統関係(林 一彦)
第 3章 花の色ができあがるメカニズム(武田幸作)
第Ⅱ部 香 り
第 4章 花の匂いの進化を探る—モクレン属植物を例に(東 浩司・河野昭一)
第 5章 カンアオイの花生態—キノコバエをだまして花粉を媒介するタマノカンアオイ(菅原 敬)
第 6章 夜の送粉共生系(加藤 真)
第 7章 花の香りの化学生態学(山岡亮平・三宅 崇)
第Ⅲ部 形
第 8章 交配様式と花の進化—オオバナノエンレイソウ(大原 雅)
第 9章 傘をさした植物たち—セリ科植物シシウドの性表現と開花習性(岡崎純子)
第10章 葉から花へ—花の進化と形態形成の遺伝子群(塚谷裕一)
第11章 「花粉もどき」をもつ花(川窪伸光)
第Ⅳ部 咲 く
第12章 多年草フタリシズカは,なぜ閉鎖花をつくるのか(平塚 明)
第13章 花が季節や時を告げるしくみ(田中 修)
第14章 花の睡眠—花はなぜ眠るか(和田正三)
第15章 パラボラアンテナで熱を集める植物—太陽を追いかけるフクジュソウの花(工藤 岳)
第16章 花の性型の可塑性—雄花を咲かせるツユクサの不思議な性表現(森田竜義・濁川朋也)