目次
✺はじめに―本書の内容と刊行の目的
……新垣邦雄(東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター事務局長)
第一章❖“新冷戦”と敵基地攻撃論で高まる「熱戦」の危機
✺絶滅戦争を回避する対抗構想を―「敵基地攻撃=“抑止の罠”」に陥る恐れ
……前田哲男(ジャーナリスト)
✺米軍指揮による日米一体の海外出動態勢―自衛隊はどこで、だれのために戦うのか?
……末浪靖司(日本平和委員会常任理事)
✺国民の命を脅かす「ミサイル防衛」―「敵基地攻撃」論の危険性
……菅沼幹夫(神奈川県平和委員会事務局次長)
✺新冷戦と日本の安全保障―INF廃棄条約破棄と中距離ミサイル配備を巡って
……新垣 毅(琉球新報社政治部長)
✺宇宙の軍備拡張とポストミサイル戦争―南西諸島防衛を口実にした超音速兵器の開発
……前田佐和子(元京都女子大学教授)
第二章❖米国発「新冷戦」の“わな”を暴く
✺米軍新戦略がもたらす激震―日本列島は米中ミサイル戦争の最前線となるのか?
……須川清司(東アジア共同体研究所上級研究員)
✺「新冷戦論」の落とし穴にはまるな―「民主か独裁か」の二分思考の危険
……岡田 充(共同通信客員論説委員)
✺米国の中国敵視・包囲戦略に、中国の対応と戦略―香港・台湾・日中の背後にある巨大な影
……朱 建榮(東洋学園大学教授)
第三章❖熱戦の発火点「朝鮮」「台湾」「南西諸島ミサイル要塞化・辺野古・嘉手納」
✺ミサイル戦争の要塞化が進む南西諸島―遂に動き始めた米軍ミサイル部隊の南西諸島配備
……小西 誠(軍事ジャーナリスト)
✺沖縄周辺での日米軍事一体化について―米軍に吸収される目下の同盟軍
……大久保康裕(沖縄県平和委員会事務局長)
✺米中の軍事衝突はあるか―台湾海峡有事の可能性
……岡田 充(共同通信客員論説委員)
✺新冷戦と朝鮮有事―戦争回避につながる終戦宣言
……五味洋治(東京新聞論説委員)
第四章❖奪われた日本の主権―首都東京「横田」の戦争準備訓練
✺横田空域と日米合同委員会の密約―米軍優位の不平等な日米地位協定の構造
……吉田敏浩(ジャーナリスト)
✺横田基地の米軍訓練の激化―現場リポート「基地いらないの声あげよう!」
……高橋美枝子(横田基地の撤去を求める西多摩の会代表)
第五章❖戦争回避のためにできること
✺〈敵のいない日本〉を創る ―沖縄を「不戦・東アジア共同体」の要に
……鳩山友紀夫(東アジア共同体研究所理事長)