目次
はじめ
序章 新型コロナウイルス禍と米・食料問題
第1 節新型コロナウイルス禍は国民に何を教えたか
第2 節米消費調査結果―「1日1回以下が4割」
第3 節年産主食用米生産量目安は「衝撃的数字」
第4 節水田農業と多面的機能の重要性の再認識
第1章 WTO体制と平成農政
第1節 WTO体制に沿った農業関連法の改正
第2節 民主党政権と農業者戸別所得補償制度
第3節 規制改革推進会議主導のアベノミクス農政
第2章 アベノミクス農政のどこが問題か
第1節 アベノミクス農政(官邸農政)とは
第2節 TPP等のさらなる自由化
第3節 米の生産調整の事実上の廃止は国の責任放棄で食糧法違反
第4節 国家戦略特区法で一般企業に農地取得の途を開く
第5節 まともな経営所得安定対策であったか
第3章 水田農業の活性化を支える農政を
第1節 農林水産予算の増額を求める
第2節 米政策への提言
1 生産調整の事実上の廃止は誤った判断である
2 政府備蓄米の水準は200万トンとし、柔軟な対応を期待する
3 作況指数の基準値は最低でも選別網目(ふるい目)1・8ミリとすべき
4 ミニマム・アクセス米について見直す時期にきている
5 再生産可能な経営安定対策を
6 飼料用米等の作付けで地域内飼料自給率のアップを
第3節 自給率アップをめざす生産刺激策を
第4章 水田農業の活性化をめざす西南暖地
第1節 田畑輪換に向けて水田利用率引上げ
1 ラー麦で麦作拡大─福岡県JA糸島
2 米麦大豆作で水田利用率130%─福岡県JA柳川
3 経済連が米販売をバックアップ─福岡県JA全農ふくれん
第2節 水田飼料作で耕畜連携の推進
1 耕畜連携をJAがバックアップ─愛媛県JAひがしうわ
2 畜産経営の後継者をどう確保するか─愛媛県JAひがしうわの若手担い手
第3節 災害復旧で水田の再生─福岡県JA筑前あさくらJAの財産は農地と組合員
─「被災農家を離農させない」