目次
はしがき 1
はじめに 9
居場所論:序章篇 15
序論(その1) 居場所とは何か
序論(その2) スマホ、あるいは「居場所のようなもの」
序論(その3) なぜ居場所を考えるのか、あるいはなぜ居場所が必要なのか
居場所論:子ども篇 43
~前近代における「子ども」という存在の歴史的位相~
1.「耐えがたい存在の軽さ」、あるいは子どもたち
2.幼帝安徳、あるいは機関としての天皇
3.「小さな大人」「若い大人」としての子ども
4.山上憶良の子ども論、あるいは「慈しまれる存在」としての子ども
5.古代における誇り高い女の子ども観と遊女の子ども観
6.中世封建社会における子どもの価値
7.近世封建社会における子どもの価値
8.清少納言と小林一茶の共通点としての子どもへの視座
9.《子どもの誕生》の発見、あるいはアリエスの子ども観、そしてルソーへ、近代へ
居場所論:日常・世代・生活篇 81
~胎内・母・ふるさと……などなど~
1.至高の居場所としての母の胎内、あるいは豊饒な海の記憶
2.人生、あるいは居場所探しの旅路
3.フィールドワーク居場所(1)香織ちゃんのいちばんの居場所
4.フィールドワーク居場所(2)さらなる香織ちゃんの居場所
5.フィールドワーク居場所(3)子どもたちの大切な居場所、あるいはちっちゃな公園そして遊具
6.フィールドワーク居場所(4)おいしいみんなの居場所、あるいはみどり食堂
7.フィールドワーク居場所(5)雅くんの京都、あるいは居場所としての故郷
8.フィールドワーク居場所(6)新撰組ごっこ、あるいは居場所としての京都御所
9.フィールドワーク居場所(7)蝉、飛蝗、お父ちゃん、あるいは再び居場所としての京都御所
10.居場所をなくすということ
11.辺縁としての沖縄、あるいは中心としての沖縄、またあるいは居場所としての沖縄
12.キリギリス、あるいは居場所をなくしたある女
13.いじめと居場所
14.御地蔵さんの居場所
15.こたつ、あるいは日本の冬のみんなの居場所
16.縁側・縁台、あるいは日本の夏のみんなの居場所
17.居場所、あるいは人生を多彩に楽しく有意義にする場
18.かけがえのない地球をみんなの居場所に
居場所論:文人墨客先人奇人変人篇 183
~歌人・俳人・詩人・作家らの居場所・「居場所的な存在」・「居場所のようなもの~
1.「居場所」あるいは「居場所的な存在」またあるいは「居場所のようなもの」
2.三好達治、あるいは海のなかに母そして母のなかに海
3.安里清信の居場所、あるいは沖縄の海そして母、また有島武郎の心の居場所、あるいはクロポトキン
4.高村光太郎、新美南吉、金子みすゞ、中原中也、斎藤茂吉らの「居場所的な存在」としての母
5.死者の居場所、赤ちゃんの居場所、和歌森太郎の居場所、虎三くんの居場所などなど
6.恋する女や男の居場所、でも「ひとりじょうず」向けの居場所も
7.「会社」命、あるいはモーレツ社員または企業戦士、またあるいは会社を居場所と心得る人
8.再び山上憶良そして橘曙覧、あるいはウチに居場所のあるお父さん
9.広瀬惟然または種田山頭火、あるいはウチに居場所のないお父さん(その1)
10.久保田万太郎、あるいはウチに居場所のないお父さん(その2)
11.再々、居場所とは
12.奥の細道、あるいは芭蕉翁の「居場所のようなもの」
13.中世的人生観、あるいは「一期は夢…」
14.幸せの居場所、あるいは「山のあなた」
居場所論:総集篇 273
~そして「居場所としての地球」へ~
1.地球を「居場所」にして、国家の「中和化」を
2.「居場所的な存在」としての母親のすごさ
3.異世代間交流の社会的装置としての路地裏
4.「おやき」ばあちゃんたちの居場所
5.マージャン・歌声喫茶
6.地域における「居場所」つくりは地域を救う
居場所論:終章篇 287
~居場所のために~
1.エリートの居場所
2.消えゆく居場所・消えゆく自由
3.抵抗の拠点としての居場所・民主主義の拠点としてのアゴラ
4.中・高生の居場所
5.可児市の可児氏
6.「空き家」をみんなの居場所に
7.居場所つくりの名人
8.地球へ、海へ、母へ
あとがき 309