目次
展覧会をつくる/観る 序論「おわり」と「はじまり」
美術の一般化と近代観衆の出現
展覧会と天分
大正期の美術展覧会 再興日本美術院のひとびと
日本彫刻会
日本創作版画協会と「版画家」の行方
金鈴社再興
国画創作協会の諸相
中央美術展覧会
春陽会
円鳥会の成立と消滅
二科会とサロン・ドートンヌ
一九三〇年協会のメディア戦略と外山卯三郎
美術家たちのネットワーク 満谷国四郎の大正時代
竹下夢二と大正期の洋画家たち
生命主義の培養基
大正初期から中期における小団体、小グループの相関関係
目の生活の事業
横井弘三の理想大展覧会について
東京漫画会
美術と社会、あるいは地域のなかの美術 黒田清輝と国民美術協会
展示会場と山本鼎
一九一〇年代、台湾の美術活動
近代日本彫刻と第一次世界大戦
彫刻の社会化
大阪市美術協会結成における紛擾と「大大阪」の日本画壇・洋画壇
二科会
表現とメディアの多様化 官展・院展の日本画
「草土」の変容
柳宗悦と<近代美術史>
「朝鮮美展」東洋画部における人物画の研究
三宅克己と「趣味」の写真
越境する<矢印>
図案の拡張と転移
近代日本美術史研究を語る フワフワとした大正時代
美術館・展覧会・文化財研究所