目次
『メディア法研究創刊第1号』
鈴木秀美(慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所教授) 責任編集
【目 次】
創刊にあたって(鈴木秀美)
はしがき(鈴木秀美)
◆〈特集〉 メディア法の回顧と展望◆
1 メディア法の主要課題〔鈴木秀美〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 名誉毀損法
Ⅲ ジャーナリズム法
Ⅳ 放 送 法
Ⅴ おわりに
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「表現の自由」論の軌跡―判例・学説・アメリカ〔横大道 聡〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 表現の自由論の萌芽
Ⅲ 表現の自由論の展開
Ⅳ 表現の自由論の転機―猿払型審査基準論との対決
Ⅴ 表現の自由論の現在―比較衡量論の復権と学説の動向
Ⅵ 表現の自由論の今後―むすびにかえて
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ジャーナリズム法(言論法)の現状と課題〔山田健太〕
Ⅰ ジャーナリズム活動を支える法・社会制度
Ⅱ 蝕まれる言論の自由の現状
Ⅲ 自由闊達で豊かな言論公共空間の提供
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放送法の思考形式〔西土彰一郎〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 放送法の回顧―放送法の番組編集準則と電波法の「運用停止」処分の結合
Ⅲ 二つの思考モデル
Ⅳ 将来の展望―モデルの選択
Ⅴ 「社会的権力vs.個人」から「プロ vs.アマチュア」へ
Ⅵ おわりに
5 インターネット法の形成と展開〔成原 慧〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ インターネット法の回顧
Ⅲ インターネット法の展望:現実空間とサイバースペース―自由の空間の解体と再編
◆放送法の過去・現在・未来◆
【基調講演】
「放送の自由と規制」論は越えられるか?〔濱田純一〕
はじめに
1 「放送の自由と規制」論―「放送制度」論は越えられるか?
2 社会的機能を含みこんだ放送の自由論の可能性
3 放送の自由の要素としての社会環境
むすび―放送制度論,その先へ
【パネルディスカッション】
放送法の過去・現在・未来
〔濱田純一,宍戸常寿,曽我部真裕,本橋春紀,山田健太〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 日本の放送制度の特徴
Ⅲ 特徴の背景と時代変遷
Ⅳ 行政権との関係
Ⅴ デジタル時代を迎えて―公共放送を中心に
Ⅵ おわりに―今後の課題
◆海外動向◆ドイツ連邦憲法裁判所の放送負担金判決〔鈴木秀美〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 事件のあらまし
Ⅲ 放送負担金判決
Ⅳ インターネット時代の公共放送の役割
◆海外動向
◆ドイツ連邦大臣によるAfD公式批判に「レッドカード」―ヴァンカ事件〔石塚壮太郎〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 事件のあらまし
Ⅲ ヴァンカ判決
Ⅳ 本件判決の位置づけ
Ⅴ おわりに
◆立法動向◆
欧州連合におけるフェイク・ニュース対策の現在〔水谷瑛嗣郎〕
1 背 景
2 報告書概要
3 示 唆