目次
『気候変動期の行政法』(学術選書)
山田 洋(一橋大学名誉教授) 著
【目 次】
・はしがき
◆序 章 気候変動期の行政法
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 気候変動の緩和と行政法
Ⅲ 気候変動への適応と行政法
Ⅳ むすびにかえて
◆第1部 インフラ計画と訴訟◆
◆第1章 計画策定手続の課題
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 立法化の挫折
Ⅲ インフラ施設整備手続の階層化
Ⅳ 審査事項の多様化と複雑化
Ⅴ 計画実現の迅速化と市民参加
Ⅵ むすびにかえて
◆第2章 気候変動対策としての鉄道整備?―「法律による計画(Legalplanung)」の復活
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 計画手続の存在目的
Ⅲ 計画手続促進論の推移
Ⅳ 計画手続の促進と「法律による計画」
Ⅴ 「法律による計画」の復活
Ⅵ 評価と展望
Ⅶ むすびにかえて
◆第3章 温室効果ガスとインフラ訴訟―ドイツの気候保護法をめぐって
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 気候変動と環境影響評価
Ⅲ 排出削減への配慮義務
Ⅳ 裁判による保障
Ⅴ むすびにかえて
◆第4章 ドイツにおける気候訴訟
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 個別プロジェクトと気候訴訟
Ⅲ 排出削減目標と年間許容排出量の法定
Ⅳ 連邦憲法裁決定の登場
Ⅴ 連邦憲法裁決定の影響
Ⅵ むすびにかえて
◆第2部 エネルギー政策と環境◆
◆第5章 水銀排出規制と石炭火力発電の将来―EU水枠組み指令とドイツ
Ⅰ は じ め に
Ⅱ EUの水枠組み指令
Ⅲ 石炭火力発電への影響
Ⅳ 水銀排出訴訟の登場
Ⅴ 悪化防止要請の展開
Ⅵ フェーズアウトの将来?
Ⅶ むすびにかえて
◆第6章 シェールガス採掘と環境リスク―ドイツの模索
Ⅰ は じ め に
Ⅱ シェールガスとドイツ
Ⅲ フラッキングと環境リスク
Ⅳ 従来の法規制
Ⅴ 立法によるモラトリアム
Ⅵ 評価と展望
Ⅶ むすびにかえて
◆第7章 水素エネルギー利用の立法的課題―ドイツの動向から
Ⅰ は じ め に
Ⅱ ドイツの水素エネルギー政策
Ⅲ グリーン水素とブルー水素
Ⅳ 水素エネルギーとインフラ法制
Ⅴ むすびにかえて
◆第8章 地熱発電と立地規制
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 自然公園と地熱発電
Ⅲ 自然公園法による規制とその緩和
Ⅳ 温泉法による規制
Ⅴ ドイツの地熱発電?
Ⅵ むすびにかえて
◆第3部 気候変動と洪水防御◆
◆第9章 洪水防御と土地利用計画―ドイツの「浸水地域」制度をめぐって
Ⅰ は じ め に
Ⅱ ドイツの水管理法制と洪水防御
Ⅲ 浸水地域の設定
Ⅳ 新規計画の禁止
Ⅴ 計画裁量と衡量
Ⅵ 建築の制限
Ⅶ むすびにかえて
◆第10章 洪水防御は誰のためか―土地利用規制の保護利益をめぐって
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 都市計画制度における洪水防御
Ⅲ 浸水地域指定と土地利用計画
Ⅳ 洪水防御と個人の保護
Ⅴ むすびにかえて
◆第11章 気候変動への適応と水害リスクの防御
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 水害への「適応」とその「主流化」
Ⅲ リスク管理としての水害防御
Ⅳ 都市計画による水害防御
Ⅴ むすびにかえて