目次
『〈講座 立憲主義と憲法学 第3巻〉人権Ⅱ』
毛利透(京都大学大学院法学研究科)著
【目 次】
◇第3巻 解題/毛利 透
◆第1章 憲法上のプライバシー権の構造について/曽我部真裕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 個人情報の保護を求める権利としてのプライバシー権の構造
Ⅲ いくつかの個別的問題
Ⅳ おわりに
◆第2章 教師の良心――憲法学と教育法学の距離/堀口悟郎
Ⅰ 序
Ⅱ 憲法学と教育法学
Ⅲ 教育の公共性
Ⅳ 専門職の良心
Ⅴ 結
◆第3章 政教分離原則とはなにか/田近 肇
Ⅰ はじめに
Ⅱ 政教分離制の諸相
Ⅲ 日本における政教分離原則
Ⅳ おわりに
◆第4章 第4の壁――表現の自由の社会的機能/大林啓吾
Ⅰ 序
Ⅱ エマソンの表現の自由論
Ⅲ 安定から変化へ
Ⅳ 後 序
◆第5章 「表現の自由」と排除――言論空間・討議空間における「自由」の条件/志田陽子
Ⅰ はじめに
Ⅱ 言論の場と物理的排除
Ⅲ 言論空間と社会的排除
Ⅳ おわりに
◆第6章 インターネットによる表現活動の諸問題/西土彰一郎
Ⅰ はじめに
Ⅱ 表現の自由の原理論再訪
Ⅲ マスメディアの自由と公共圏
Ⅳ デジタル化による公共圏の変容
Ⅴ 公共圏の自己組織化の促進
Ⅵ 公共圏創発の阻害要因の除去
Ⅶ むすびにかえて
◆第7章 メディア不信時代の取材の自由――特に秘密保護との関係で/丸山敦裕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 取材の自由の憲法上の基礎づけ
Ⅲ 特別扱いの行方
Ⅳ 取材の自由と特定秘密の保護との調整
Ⅴ むすびにかえて
◆第8章 集会の自由――あるいは身体のメッセージ性について/毛利 透
Ⅰ 身体の投入としての集会
Ⅱ アメリカの「集会の権利」論
Ⅲ ドイツの「集会の自由」論
Ⅳ 日本の集会の自由論
◆第9章 現代社会における財産権保障――マンション法制の制度形成を素材にして/篠原永明
Ⅰ はじめに
Ⅱ 老朽化マンションへの対応策
Ⅲ 現行制度の評価と課題
Ⅳ 憲法29条の規範内容を巡る判例・学説
Ⅴ 国会の制度形成義務と考慮事項調整型の判断枠組み
Ⅵ マンション法制の制度形成と憲法の視点