紹介
レア写真+図版400点以上掲載!!
“ギャグマンガの王様” 赤塚不二夫による、
その生い立ち、トキワ荘での青春と苦悩、
『天才バカボン』『おそ松くん』誕生秘話、
「映画」「食」「猫」…などへの考察が一挙丸わかり!
「ギャグに賭けた人生」を活字で知ることができる一冊。
長年入手困難だった赤塚不二夫の初エッセイ本『シェー!! の自叙伝
ぼくとおそ松くん』の約60年振りの復刻に加え、歴代の単行本未収
録エッセイ&インタビューを厳選して収録する。編者・松木健也
(フジオ・プロダクション)による各作品の深掘りガイドや年譜で、
赤塚不二夫をさらに深く知ることができる。
────────────────────────
【目次】
本書カバー絵の秘密
はじめに
第1章 シェー!!の自叙伝 ぼくとおそ松くん
第2章 四畳半の西日 青春の軌跡
第3章 ふるさと人物伝 人生はギャグなのだ
第4章 短編エッセイ・インタビュー集
特別付録 イヤミ色紙集
収録作品 深掘りガイド
赤塚不二夫 年譜
おわりに
────────────────────────
赤塚不二夫(あかつかふじお)【著】
1935年9月14日、旧満州国(現・中国東北部)に生まれる。手塚治虫の『ロストワールド』に影響を受け、マンガ家を志す。1956年、貸本向け単行本『嵐をこえて』でマンガ家デビュー。多くのマンガ家たちを輩出した伝説の「トキワ荘」に入居し、1958年、『ナマちゃん』で念願の少年誌初連載を獲得。1962年、『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』の連載を開始。イヤミが口にする「シェー!」の言葉やポーズは日本中で大流行した。後に『天才バカボン』『もーれつア太郎』『レッツラゴン』『ギャグゲリラ』など、数々のヒット作を生み出し、"ギャグマンガの王様”と評され、その影響力は今日も続いている。1998年、紫綬褒章を受章。2002年、脳内出血で倒れ、以後闘病生活に。2008年8月2日、逝去。享年72。
松木健也(まつきたつや)【編】
1986年9月12日、新潟市に生まれる。1990 年代後半より赤塚マンガにハマり、2000年、赤塚不二夫からファンレターの返信(サイン色紙)を貰ったことをきっかけに、ますます虜に。2007年、株式会社フジオ・プロダクション入社。現在は出版、展覧会、原画管理などに携わる。企画した書籍に『ひらがなおそまつくん』(竹書房・2021年)、『まんが 赤塚不二夫伝 ギャグほどすてきな商売はない!!』(光文社・2023年)などがある。
目次
本書カバー絵の秘密
はじめに
第1章 シェー!!の自叙伝 ぼくとおそ松くん
まえがき
『おそ松くん』まで――4分の1自叙伝
『おそ松くん』の仲間――キャラクターの出来るまで
なんでもギャグってやろう――パロディ・ドタバタ・ナンセンスすしづめ精神
シェー!! 文字もマンガになる
ドロボーの美学――盗むことのすすめ
マンガの未来――もっと広く生活の中へ
『おそ松くん』と僕
落ち
あとがき
第2章 四畳半の西日 青春の軌跡
第1回 新潟時代
第2回 工員時代
第3回 「漫画少年」時代
第4回 「東CS」時代
第5回 荒川土手時代
第6回 トキワ荘時代
第7回 失意時代
第8回 続・トキワ荘時代
第3章 ふるさと人物伝 人生はギャグなのだ
第1回 【僕の原点】 〝絵の学校〟は新潟の看板屋
第2回 【満州引き揚げ】父抑留、母子5人必死の脱出
第3回 【奈良の悪ガキ】空腹に耐えきれず食料失敬
第4回 【マンガ家夢見て】「手塚ワールド」に衝撃 決心
第5回 【父帰る】栄養失調、ショボクレ姿に涙
第6回【貧乏一家】親切な村人、コメや野菜援助
第7回【映画と看板屋】仕事大忙し 休日は名画に夢中
第8回【東京の空の下】重労働の合間 投稿で腕磨く
第9回【〝神様〟の教え】親身に「一流に接しなさい」
第10回【トキワ荘の青春】みんなが兄弟、固い絆
第11回【『おそ松くん』誕生】仕事に光、主人公の常識破る
第12回【大ヒット御礼】大金ガバガバ、生活が一変
第13回【笑いの秘密】時代つかみ 読者と真剣勝負
第14回【親父とお袋】すれ違い夫婦 あの世で一緒
第15回【テレビジャック】「タモリ売り込め」大胆仕掛け
第16回【八面六ぴ】映画に進出、舞台も大当たり
第17回【酒とバラの日々】幻覚、幻聴…… とうとうアル中
第18回【これでいいのだ】山あり谷あり 「面白さ」の道
第4章 短編エッセイ・インタビュー集
イヤミ先生の友だち論
10代の友の思い出 ー特技を持とうー
熱いヤカンに触ってみよう
いい女になるにはいい本をたくさん読むこと
私の好きな酒・タバコ ーロングピース 角 オールドー
笑わずに生きるなんて
越後の人情 ーいまだにNHKの集金人をしている父ー
一生取り組む何かを見つけよう
死んだ親父のこと
赤塚不二夫の24時間
赤塚不二夫の私の古典 ーユーモアの原点ー
私とふるさと 【瀋陽(中国)】 ー大地が生んだおおらかさー
僕の味のルーツ
私の子育て奮戦記 ー週2回くらいは娘とデートー
上越新幹線二日酔い列車
ふるさとは新潟です
映画と私 ー映画はスクリーンでちゃんと観なきゃいけない!テレビで流されるのは〝番組〟なんだよー
僕は、指ではじくパチンコが好き
サービスとチップ
酒飲み友だちこそ僕の宝物
猫のいる生活 ー菊千代との18年ー
わが最高の「中華料理」体験記 ートキワ荘の時代、1杯30円のラーメンが”最高のご馳走”だったよー
天才・赤塚不二夫が語るーーわが青春の「トキワ荘」、著名マンガ家たちの夢とロマンと貧乏の青春修業時代
私の遺言状 ー遺言状なんて考えたことがない 作品が遺言だー
アトリエ拝見 ー仕事場は新宿から15分以内に決めてる 飲み友達を待たせたら失礼だからねー
『天才バカボン』LDBOX登場! 原作・赤塚不二夫さんに聞くのだ
手塚治虫は困った人なのだ
人生に必要なのは、バイタリチーなのだ!!ー学校やめちゃった人 行かなかった人のちょっとステキな物語ー
僕をマンガ家にした母の一言
特別付録 イヤミ色紙集
収録作品 深掘りガイド
赤塚不二夫 年譜
おわりに