目次
刑事立法学の可能性
「尊厳」に関する覚書
規範論に対する批判的考察
規範理論に基づく二層の体系
二元的規範論に基づく犯罪論の意義と課題
刑法の行為規範性に関する覚書
刑法学における制裁規範
規範論と一連行為
21世紀イギリスの法人処罰に関する一考察
ドイツにおける団体制裁立法の動向
不作為犯構成について
英国における因果関係論
被害者の治療拒否と結果帰属
事実認定の対象としての殺意についての一考察
故意の認定
暴走行為における殺意
規範論と過失犯論
結果犯における過失と結果の予見可能性
過失犯における遡及禁止論について
高橋刑法学における不法と責任の区別について
正当業務行為の限界
正当防衛の正当化根拠としての法確証の原理の再評価
正当防衛の制限原理
不作為による「急迫不正の侵害」
防衛の意思の必要性について
コロナ危機における事前的トリアージと「義務の衝突」
ベルギー刑法における緊急避難の現状
道路交通における自招危難と過失結果犯
実質的責任論の新展開
実行の着手、とりわけ「形式的客観説」について
実行の着手論の現在
未遂犯の故意の内容について
「裏返しの犯罪論」について
行為規範違反と行為の意味変更
中止未遂の法倫理学的考察
中止犯における加重的未遂
デンマークにおける統一的正犯体系について
共同正犯に関する最近の裁判例
共同正犯の帰属原理・再論
「共同の対象」論からみる共同正犯の成立範囲
共同正犯の主観的要件
共謀内容の射程論について
著作権侵害の関与者処罰と共犯理論
サイト等の管理・運営行為と共同正犯の成否
インターネットサイトの管理・運営者の刑事責任について
営業秘密侵害罪と必要的共犯論
過失共同正犯の理論的基礎
片面的幇助犯を巡る実体法上、訴訟法上の諸問題
援助正犯概念と従犯概念の比較分析
故意ある幇助道具に関する裁判例研究
共同正犯の罪数
処断刑の形成手順
オーストリア刑法における没収制度について
前科による資格制限について