目次
当罰性、要罰性、犯罪体系
前構成要件的目的達成意思ないし行為意思と故意・過失及び責任能力
危険の現実化論について
刑法上の使用者責任に関する序論的考察
違法の統一性の一断面
回避・退避義務再論
防衛行為の相当性に関する一考察
救助のための拷問、再び
フランス緊急避難論の現状
加虐的行為事例における承諾と危険引受け
刑事責任の実体と認定
責任と決定論についての小考
責任能力と自由意志論
妄想性障害と責任能力
窃盗症〈クレプトマニア〉・摂食障害と刑事責任
実行行為開始後の責任能力低下について
危険運転致死傷罪の酩酊・病気類型と原因において自由な行為
刑法における責任事情の錯誤
医療事故調査制度と医師の刑事責任
実行の着手について
中止行為の規範論的基礎づけ
中止犯規定は単なる「量刑規定」か?
身分なき故意ある道具
共同正犯と狭義の共犯
共犯の因果性と抽象的事実の錯誤
自らに向けられた殺害行為が無辜の第三者に及んだ場合の犯罪関与者の責任
科刑上一罪の処断刑としての「その最も重い刑」〈刑法54条1項〉の意義について
終末期の意思決定と自殺幇助
自殺関与の不処罰性
ドイツにおける臨死介助と自殺関与罪の立法の経緯について
臨死介助協会と自殺援助処罰法
暴行への途中関与と刑法207条
刑法207条の研究
いわゆる「中間類型としての危険運転致死傷罪」および過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪について
ドイツ強要罪における非難性条項〈Verwerflichkeitsklausel〉について
被害者の意思侵害要件の展開
振込め詐欺に利用された口座からの払戻しと財産犯
犯罪行為に利用されている自己名義の預金口座からの払戻しと財産犯の成否
感情の刑法的保護について
人種差別表現規制の法益としての人間の尊厳
風営法裁判と法益保護の原則
証券犯罪の保護法益と制度的法益の刑法的保護について
情報受領者によるインサイダー取引と共犯の成立範囲
詐欺破産罪と破産法270条の関係
ドイツの相場操縦規制について
国際的な贈賄に関する問題について
生活保護不正受給の処罰について