目次
因果関係に関する理論と結論
行為規範と事前判断
違法性と責任の区別について
正当防衛と法・権利の確証
自招侵害論再考
犯罪論における同時存在の原則と自招侵害
喧嘩闘争に関する正当防衛の成否
正当防衛における「やむを得ずにした行為」の意義
人工延命装置の差控え・中止〈尊厳死〉問題の「解決」モデル
仮定的同意に関する序論的考察
アスペルガー症候群と刑事責任
故意と行為意思の犯罪論体系的内実規定
いわゆる「ブーメラン現象」と犯罪論体系
予見可能性論の動向と予見可能性の判断構造
過失犯における危険性と注意義務
過失犯の成立要件
過失犯における違法性の認識の可能性
過失犯における回避措置重心説
障害未遂・中止未遂における点と線・再論
国際刑法における行為支配論と正犯概念の新展開
共犯の本質と処罰根拠
承継的共同正犯について-部分的肯定説の再検討
承継的共同正犯について
「承継的共同正犯」について
共犯的先行行為に基づく保障人的義務について
犯罪の不阻止と共同正犯
不作為犯の正犯と共犯
共謀の射程と量的過剰防衛
インサイダー取引規制の改正と共同正犯の成否
共犯と身分
共犯行為と故意
犯罪論体系〈構成要件論・三元的犯罪構造説〉の刑事実務的意義に関する若干の考察
併合罪における統一的評価の限界について
集積犯について
終身刑についての規範的考察
刑の一部の執行猶予制度の導入と検察の課題