目次
ただすべてを受け止めるべき風として
夢見ること、それだけを教える
世界は今ここにある
この夢のような世界
私たちの右手の行方
見えないものを探り、宿らせる
私たちの現実はアニメーションに近い
「特別でない」ことこそが
揺れ動く魂のグラデーション
なんでもない生に〈だからこそ〉意味を与えるアニメーション
「野生の」アニメーション
アニメーションアクション映画の新次元
「つくりもの」の可能性を信じる、人工性
曖昧なアニメーションに共鳴する私たちのざわめき
ギンツ・ジルバロディスと、遥か彼方へと向かう冒険
「絵による映画」がアニメーション映画を更新する
揺らめき、震える世界
ライアン・ラーキンという「現在」
定点観測
『緑子/MIDORI-KO』、これが私たちの正体だ!
そこにはもう戻れない
動物たちが佇んでいる
ブルース・ビックフォードの「アニメーション」はすべてを愛する
この「つくりもの」の世界
日常に勇気づけられるために
すべてを充足させる『オーバー・ザ・ガーデンウォール』の「最も愛らしい嘘」
騒がしさのなかに安らぎが、静けさのなかにざわめきがある
『エクスターナル・ワールド』が示す、無限への道
YOU ARE EVERYTHING
パターンのなかで
私たちの戦場、私たちの楽園
「デビルマン」たちが立ち上がる
ただ優しくただ尊く存在させるだけのアニメーション
私たちの生きつづける場所は、ここにも、どこにでも、ありうる
淡さのあとに人間として生まれ直すアニメーション
『エヴァンゲリオン』、人生を並走するアニメーションとして
アニメーションとドキュメンタリーが交わるとき
ウェスケ島と周囲の群島たち、もしくはアニメーションの新たな王道
現象としての人間を描く
アニメーションが手にした新たな「跳躍」
パターンと対称性
孤独のかたちを掘り起こす隙間
またいつか世界を信じることができるようになる日のために
一二世紀から二一世紀へ
ブルース・ビックフォード、寄せては返す宇宙の波間にて