目次
はじめに
第1章 歩いて、泊まる、それがお遍路
1 はじめにやること
2 宿への電話
3 お遍路の宿のいろんなこと
4 シール探し、トイレ探し
5 「お四国する」「○○番さん」、その独特なボキャブラリー
第2章 使って洗っての∞、装備と準備
1 荷物について。まずはカバン
2 連れて歩くもの、それは自分
3 ドレスコード問題
4 変わったもの、変えられないもの
5 お参り関係の物たち
6 最後の準備は自分自身
第3章 いちばん得意な運動、それは歩くこと
1 特技は、まっすぐゆっくり歩くこと
2 足が動かなくなった動物は
3 足のトラブル
4 みかん道
5 ビューティースポット問題
6 お遍路と鉄道
7 いのちの水
8 お遍路とお肌と毛
9 歩きながら考えること
10 こんなものがこんなところに
11 そしてやってきた勝負のとき!
第4章 あじさいに降る雨も、ミカンの葉を照らす陽も
1 室戸に伏す
2 室戸で遭う
3 室戸三たび
4 一方、足摺岬では
5 お経の件
6 お経とおじさん
7 錦のお札のおじいさん
8 その気になるのはこんなとき
9 懐かしい感じがした人のこと
10 友と歩く歓び
第5章 時空を超えて空想遍路
●千田稔『天平の僧 行基――異能僧をめぐる土地と人々』(中公新書)、中央公論社、一九九四年
●近江俊秀『日本の古代道路――道路は社会をどう変えたのか』(角川選書)、KADOKAWA、二〇一四年
●車谷長吉『四国八十八ヶ所感情巡礼』文藝春秋、二〇〇八年
●宮田珠己『だいたい四国八十八ヶ所』(集英社文庫)、集英社、二〇一四年
●家田荘子『四国八十八カ所つなぎ遍路』(ベスト新書)、ベストセラーズ、二〇〇九年
●碧海寿広『仏像と日本人――宗教と美の近現代』(中公新書)、中央公論新社、二〇一八年
●森正人『四国遍路――八八ヶ所巡礼の歴史と文化』(中公新書)、中央公論新社、二〇一四年
●関哲行『スペイン巡礼史――「地の果ての聖地」を辿る』(講談社現代新書)、講談社、二〇〇六年
●紀貫之、西山秀人編『土佐日記』(角川ソフィア文庫、ビギナーズ・クラシックス)、角川学芸出版、二〇〇七年
●伊藤比呂美『読み解き「般若心経」』(朝日文庫)、朝日新聞出版、二〇一三年
●嵐山光三郎『芭蕉紀行』(新潮文庫)、新潮社、二〇〇四年
●ハーペイ・カーケリング『巡礼コメディ旅日記――僕のサンティアゴ巡礼の道』猪股和夫訳、みすず書房、二〇一〇年
第6章 スペインの「イギリス人の道」への道
1 どの道を行くか
2 イギリス人の道
3 ここまでの準備でおよそ半年
第7章 私が歩くということ
全行程の日程