目次
はじめに 大串夏身
第1章 課題解決型サービスを提供する意義について 大串夏身
1 現代社会で図書館が提供する意義
2 現在の図書館で課題解決型サービスがもつ意義
3 サービスを組み立てる方法
第2章 仕事や生活に役に立つと認知される図書館になるために――鳥取県立図書館のビジネス支援事業 小林隆志
1 究極の目標“図書館のイメージの転換”
2 県立図書館としてビジネス支援事業に取り組むことの意義
3 鳥取県立図書館のビジネス支援事業を支える条件――資料費と物流システム
4 図書館(員)は利用者に育てられる
5 事業の実施体制
6 ビジネス支援講座Ⅰ・Ⅱの開催――図書館員・行政職員への普及・啓発
7 県内図書館職員のレファレンス力向上のための研修
8 ビジネス支援事業の特徴的な事例
9 定例化した起業相談会と就農相談会
第3章 上田情報ライブラリーでの青年・女性のキャリアアップと就労支援、ニート支援 宮下明彦
1 生活と仕事に必要な情報を提供する――暮らしとビジネス支援図書館
2 青年・女性のキャリアアップと就労支援
3 上田地域若者の自立支援情報ネットワーク
第4章 仕事と暮らしに役立つ図書館をめざして――福岡県立図書館の取り組み 千種幹子
1 「ビジネス情報コーナー」の設置
2 「仕事と暮らしに役立つコーナー」の設置
3 「行政支援」の開始
4 「青少年と暮らしの交流室」の設置
5 これからの課題
第5章 公共図書館での健康情報サービスの発展をめざして 中山康子
1 市民の情報ニーズ
2 健康情報サービスの内容
3 東京都立中央図書館の「医療情報サービス」
4 レファレンスについて
5 資料の選定
6 サービスの充実に向けて
第6章 食育で情報発信――福井県立図書館の取り組み 宮川陽子
1 食育と福井県小浜市
2 福井県の食育施策
3 福井県立図書館の実状
4 食育の一般企画コーナー
5 子ども室での企画展示
第7章 学校図書館と公共図書館 中井康恵
1 学校図書館がめざすもの
2 学校図書館サービスに必要な視点
3 学校図書館でのサービスの試み
4 学校図書館と公共図書館との望ましい連携のあり方
第8章 法律情報の提供サービス 奥村和廣
1 司法制度改革と公共図書館
2 公共図書館での法律情報サービス
第9章 行政支援サービス 桑原芳哉
1 行政支援サービスの定義と位置づけ
2 行政支援サービスの取り組み経過と現状
3 行政支援サービスの事例――横浜市立図書館での「庁内情報拠点化事業」
4 行政支援サービスの課題
第10章 地域文化と図書館 大塚由良美
1 定義と分類
2 郷土資料の保存
3 郷土資料の収集と整理
4 郷土資料の活用
5 司書のレファレンス能力と研修
6 事例
第11章 地域情報と図書館 山崎博樹/蛭田廣一
1 地域情報の収集
2 地域資料の活用と提供の現状
3 地域資料の保存の現状
4 地域情報の課題
5 地域の課題と地域情報
6 地域情報活用の事例紹介
7 図書館での地域情報のあり方