目次
【主な収録内容】
第一部 なぜヨーロッパ人はアジアへ向かったのか
はじめに
第一章 東西交流の端緒
──スペイン・ポルトガルの海外進出
第二章 オランダ人の世界展開への前提
──西ヨーロッパ沿岸貿易の支配
第三章 オランダ遠洋航海の前提
──ヨーロッパの海上大国へ
第四章 オランダのアジア進出
第五章 オランダ対アジア政策の実態
──オランダ対日貿易の始まりと展開
第二部 近代日本の黎明期におけるヨーロッパ人の影響
──シェイス著『オランダ日本開国論』付属資料II
「オランダ海軍日本分遣隊の歴史」からの考察
・開国後の幕府による日本海軍創設への意図
──肥前公・長崎奉行による軍艦要請
・海軍創設に不可欠な学術分野、
オランダ政府協力への諸条件
・日本側の操舵術・対価返送品・オランダ人員待遇への
詳細な要求に対するオランダ商館長回答
・船の清算方法・対価商品への細かい規定
・ファビウス海軍中佐による予備伝習
・海軍創設への必要要件への提言
・オランダ人教育者への条件とその資質の重要性、
更には教育上のオランダ語の必要性
・戦艦注文の支払い方法に関し必要な
報告書への最終回答
・スンビン号献上・蒸気船建造着手に関する
オランダ本国植民省の見解
・オランダ海軍分遣隊実態の理解に
重要な史料1〜3
・長崎海軍伝習所における教育の実態
・日本人伝習生による巡航訓練と江戸航海の成功
・第二次オランダ海軍分遣隊による教育実態
・長崎海軍伝習所における教育の充実