紹介
アメリカの理想の家庭づくりを提唱し、暮らしに影響を与えてきた「家事アドバイザー」たち。
システム・キッチンの原型を作ったキャサリン・ビーチャー(1800〜78)から、現代のカリスマ、マーサ・スチュアート(1941〜)まで、有名無名の「家事アドバイザー」の提案に呼応して、アメリカの「家庭」は形づくられてきた。
1850年〜1950年までの「家事アドバイス本」の系譜を辿り、アメリカの家庭と住宅を「文化史」の視点から再考する。
キリスト教の理想の家庭、ヴィクトリア時代の装飾からの脱却、衛生と科学、移民家庭のアメリカ化、「モダニズム」、コロニアル時代への回帰、家族の「一体感」……女性たちがつくる「理想の家庭」の系譜。
目次
第1章 家庭に入る──質素で正直な家庭づくり
第2章 家事専門家の登場──家庭の科学
第3章 アメリカ化、モデル住宅、レースのカーテン
第4章 モダニズム──「ガラクタ無用!」は新しいインテリアの産声
第5章 色彩の暴走──人格、色、子ども
第6章 我が北アメリカの先住民──過去のロマンス化
第7章 家族の一体感とオープンスペースプラン
──モダンアメリカの夫と父親の発見