目次
主な収録内容
はじめに和泉邦子
第一章 十九世紀とジェンダー・エスニシティ表象――ストウ、ジェイコブズ、オルコット
1/共和国アメリカの公母――『アンクル・トムの小屋』の国民化物語における人種と「性/ジェンダー」の表象 和泉邦子
2/カラー・ラインは超えられるのか? ――『アンクル・トムの小屋』と『ある奴隷娘の生涯で起こった出来事』における人種と「ジェンダー/セクシュアリティ」の再構築 和泉邦子
3/シスターフッド構築のオルターナティヴ・ヴィジョンに向けて――『若草物語』と『仕事』を「分けるもの/繋ぐもの」 和泉 邦子
第二章 近代化とジェンダー・エスニシティ表象――ウルフ、ポーター、ヒサエ・ヤマモト、キングストン
4/セクシュアリティと死をめぐる語り――『ダロウェイ夫人』におけるレズビアン・サブテクストの表象 和泉 邦子
5/エスニシティによせるロマンティシズムの崩壊――ポーターの「マリア・コンセプシン」、「花咲くユダの木」、「農園」再読 中根 久代
6/ジェンダー・エスニシティ表象と多重抑圧構造――ヒサエ・ヤマモトの『十七文字』を読み直す 小松 恭代
7/『アメリカの中国人』におけるマスキュリニティ表象――中国系アメリカ人男性の歴史再構築をめぐって 中根 久代
第三章 グローバリゼーションとジェンダー・エスニシティ表象――コガワ、シンシア・カドハタ、ジュリー・オオツカ、アトウッド
8/『エミリ・カトウ』が表象するエスニック・ハイブリッド性の意義――前作『イツカ』を絡めつつ 中根 久代
9/日系三世のエスニック・プライド――『フローティング・ワールド』をリドレス運動との関連で読む 小松 恭代
10/同化から多文化共生へ――9・11以後の現在から日系アメリカ文学における強制収容表象の変容を読む 小松 恭代
11/近代における〈生〉と〈性〉の物語をグローバルに問い直す――『浮かびあがる』におけるボディ・ポリティックスとエコ・フェミニズムへの旋回 和泉邦子
あとがき