目次
【収録内容】
第一章 ウィルキー・コリンズの生涯
物語作家の幼少時代と教育/コリンズの文学修行/
ディケンズとの歳月/家族の秘密と秘密の家族/
文筆活動の苦しみ
第二章 社会のコンテクスト
抗議と改革/女性・法律・法改正/
犯罪・犯罪行為・警察力による取り締まり/
ジェンダーとセクシュアリティ/
階級/教育/宗教/帝国と人種
第三章 文学のコンテクスト
コリンズと、芸術としての小説/コリンズと書評家たち
第四章 主人・使用人・妻ーー
コリンズの小説における階級と社会移動
階級/ジェンダー/結婚・家庭・法律
第五章 性・犯罪・狂気・帝国
性道徳観と社会悪/上流社会における犯罪と悪業/
狂気とその治療/ 人種・外国人・帝国
第六章 コリンズの小説における心理学と科学
1850 年代と1860 年代のコリンズの作品における
催眠術・夢・無意識/センセーション小説と
一九世紀の医学・心理学理論/コリンズと堕落言説/
科学と科学者
第七章 コリンズを再コンテクスト化する
――コリンズの小説の来世
映画とテレビにおけるコリンズ/
活字になったコリンズ/コリンズ批評
◆年表、参考文献/ウェブサイト一覧