紹介
子どもを狙った犯罪、いじめによる自殺など痛ましい事件が増える中、「人を信頼してほしい。でも、そう教えることで犯罪に巻き込まれるのではないか」「外で遊んでほしい。でも、安易に子どもを外に出すわけにもいかない」と戸惑うお母さんが増えています。親としてどのような心構えで何をしたらよいのか? について危機管理アドバイザーの国崎信江先生、犯罪防止の見識が深い元法務省勤務の小宮信夫先生、子どもの安全・安心マネジメントの専門家の毛利元貞先生、心理カウンセラーの内田良子さんなど、各分野の専門家たちが日々の生活の中でできる具体的かつ効果的な予防策を紹介。
親子のコミュニケーション、行き帰りの安全チェック、緊急時の逃げ場所確認、服装など、幼児期からのしつけによるちょっとした生活習慣の違いで危険は回避できます。また、犯罪を避けるには「人」ではなく「場所」に注意するなど、知ると知らないとでは大違いの「安全しつけ」の数々。経験豊かな専門家たちのアドバイスをとおして、正しい知識と備えの方法が分かります。
目次
第1章 犯罪に巻き込まれないためのしつけ 国崎信江(危機管理対策アドバイザー)
第2章 犯罪への親の態度と心構えの転換で子どもを守る 小宮信夫(立正大学教授)
第3章 子どもの安全を確保する10のポイント 毛利元貞(脅威査定コンサルタント)
第4章 いじめ、自殺から子どもを守る 内田良子(心理カウンセラー)
第5章 「心の闇」という危機を癒す親の力 毛利元貞(脅威査定コンサルタント)
子どもたちへの贈りもの「キンポウゲの種」 大村祐子(ひびきの村ミカエルカレッジ代表)