紹介
北海道のサホロの森を舞台に繰り広げられた、6年間にわたるアートプロジェクトの全貌
池田緑は約20年にわたって「マスク」を素材に作品を手がけてきたアーティスト。北海道新得町にあるサホロ湖の周辺には、約2000本の樹木が立ち並ぶ森が広がっている。作家は、この森の木々に白いマスクを取り付け、6年の歳月をかけて森のマスクが変化してく様子を刻々と記録した。スケッチから版画、映像、インクジェットプリント、マスクそのものを使ったインスタレーションなど多様なアートに展開することで、サホロ湖の緑豊かな美しい森も環境問題を抱えていることを、作品を通して伝えてきた。本書は、その6年にわたるアートプロジェクトの軌跡を掲載し、プロジェクトから展開したアート作品を収録した作品集である。
2019年9月21日-10月6日
廊-KOHBUNDO(北海道帯広市、六花亭本店3階)にて出版を記念して池田緑の個展を開催!