目次
はじめに 009
part1
▼そもそものはじまり………闘う医師と患者たち 015
しこりの発見
乳がん治療・あなたの選択──乳房温存療法のすべて
治療法は自分で決める
part2
▼治療………手術前の化学療法 020
6年後の受診
O病院で術前化学療法を選択
リンパ節は切らなくていいことに
抗がん剤の副作用
エヴィデンス(科学的根拠)にもとづいた治療はわずか5パーセント
part3
▼治療………手術と放射線治療 027
「くりぬき手術」と「ホルモン療法」
ほかの病院から逃げてきた患者ばかりの近藤外来
乳がん患者の心理的回復・修士論文要約
part4
▼インタビュー 患者の記録 036
抗がん剤を自分で選ぶ
乳がん3期・5年生存率は60パーセント
がんが教えてくれた、人生の質を、時間を、すごく大事だと
1回目の治療のときは泣いてばかりいたけど2回目はふんばらなきゃと納得できる医者をみつけた
医療に対する考えが180度変わった
part5
▼がんの早期発見・早期治療の無理 083
がんのダブリングタイム
がんの早期発見・早期治療は無理
がん検診無効のデータ・がんの性質
検診で早期がんが発見されても治療するかどうかは自分で決めよう
part6
▼初回治療の後 091
治療後の定期検診にも意味はない
腋の下の転移の治療
ホルモン剤の変更
鎖骨上リンパ節への転移
がん治療の本は矛盾だらけ
*抗がん剤が再発・転移のリスクを減らせるという根拠は?
*数字のトリックを説明しながらデータは示さない
*化学療法をすすめている本で論理の飛躍や矛盾がないものはない
part7
▼乳がん患者のメーリングリスト 103
知識と客観的な視点を持つことの大切さ
孤独が人間を成長させる
part8
▼専門家に聞く〈近藤誠医師にインタビュー〉患者よ、がんと闘うな 108
がん検診/「本物のがん」と「がんもどき」/転移した乳がん/リンパ節転移/
医療放射線被ばく/がんと食事
part9
▼骨転移の放射線治療 128
骨転移の発見と1回目の放射線治療(腰椎)
痛みの原因箇所を特定できず痛み止めの薬を飲むことになる
2回目の放射線治療(右大腿骨と坐骨)
さまざまな症状がでてくる
入院して行なった3回目の放射線治療(頭蓋骨、肋骨、腰椎)
またもや腰に激痛・4回目の放射線治療(右骨盤)
退院して自宅療養生活へ
新たな転移を発見するも様子見に
part10
▼痛みの治療の実際………副作用とのたたかい 149
骨転移には非ステロイド系抗炎症薬が効く?
年末年始の副作用とのたたかい
オキシコンチン増量でふたたび副作用とのたたかい
オキシコンチンを貼り薬に替える
part11
▼〈番外編〉 子宮頸がんの治療法も勉強して自分で決める 168
ドクターウォッチングをしよう
婦人科のドクターは?
放射線科のドクターは?
子宮頸がんの「標準治療」
従妹の選択
part12
▼人間も自然の一部 178
医療の8割は無駄
知識でお金も節約できる
自然に死ぬという生き方
おわりに 190
解説 満足死…………人生においてもっとも大切なこと 網野晧之(医師) 199