目次
はしがき
序 章 日本の雇用システムの何が問題か
1 雇用政策論議の混乱要因
2 本書のテーマとアプローチ法
3 各章の概要
第1章 雇用流動化は経済を活性化するか
1 はじめに
2 雇用流動化の是非をめぐる理論
3 解雇規制と経済パフォーマンスの関係
4 本書の問題設定
第2章 日本の労働移動の変化と生産性への影響
1 はじめに
2 企業間労働移動について
3 企業内労働移動について
4 生産性との関係
第3章 「デマンド・プル型」労働移動をどう増やすか
―― 主要産業比較からみた経済活性化につながる雇用流動化の条件
1 はじめに
2 雇用流動化と経済活性化の関係
3 自動車産業とエレクトロニクス産業の対比
4 情報通信業と医療・福祉産業の比較
5 経済活性化につながる雇用流動化の条件
第4章 雇用システムは経済パフォーマンスにどう影響するか
―― 日米独比較からみた含意
1 はじめに
2 雇用の流動性の国際比較
3 日米独の雇用システムの比較
4 経済パフォーマンスと雇用システムの関係
5 米独との比較からの含意
第5章 スウェーデン労働市場に学ぶ
―― 雇用流動化を受け入れる労働組合と積極的労働市場政策
1 はじめに
2 スウェーデン経済の変遷
3 労働市場の特徴からみた日瑞パフォーマンスの違い
―― カギは雇用流動化に対する労働組合のスタンス
4 未完の積極的労働市場政策
5 スウェーデンの雇用の「受け皿」創出力の源泉
第6章 経済活性化につながる労働市場改革
1 はじめに
2 雇用制度改革のプロセスの問題
3 解雇ルールをどう見直すべきか
4 雇用・賃金のマトリックス・モデル
5 働き手にメリットのある限定型正社員のあり方
6 グループ企業内労働移動の再評価
あとがき
参考・引用文献