目次
凡 例
一九七八年
『イスラーム古典叢書』監修者のことば
東西の哲学〔今道友信との対談〕
モッラー・サドラー『存在認識の道――存在と本質について』解説
『ルーミー語録』解説
『ロシア的人間』後記――新版発刊にさいして
『神秘哲学』新版前書き
一九七九年
対話と非対話――禅問答についての一考察
追 憶
イスラーム世界とは何か〔岩村忍との対談〕
『イスラーム生誕』はしがき
イスラームとは何か
一 イスラームとジャーヒリーヤ / 二 イスラーム――実存的飛躍 /
三 イスラーム精神とジャーヒリーヤ精神 / 四 イスラーム的信仰 /
五 宗教共同体の成立 / 六 「アブラハムの宗教」 /
七 アッラーという神 / 八 イスラームの預言者
本質直観――イスラーム哲学断章
一九八〇年
国際会議・学際会議
道 程
慶應国際シンポジウム所感
武者修業
正師を求めて
イスラーム哲学の原像
序
第一部 イスラーム哲学の原点――神秘主義的主体性のコギト
第一回講演
Ⅰ 問題の所在 / Ⅱ スーフィズムと哲学の合流 /
Ⅲ スーフィズムと哲学の歴史的接点 /
Ⅳ アヴェロイスとイブン・アラビー / Ⅴ 神秘主義とは何か? /
Ⅵ 自我意識の消滅 / Ⅶ ナジュムッ・ディーン・クブラー /
Ⅷ シャーマン的世界とスーフィー的世界 /
Ⅸ 意識構造モデルの基本としての「魂」 / Ⅹ 二つの霊魂観 /
Ⅺ スーフィー的意識の構造 /
Ⅻ スーフィー的深層意識と唯識的深層意識
第二回講演
Ⅰ 意識の変貌 / Ⅱ 観想のテクニック / Ⅲ ズィクル修行 /
Ⅳ イマージュの湧出 / Ⅴ 「神顕的われ」と「神的われ」 /
Ⅵ 神的第一人称 / Ⅶ スーフィズムと哲学的思惟 /
Ⅷ 意識零度・存在零度 / Ⅸ 意識と存在の構造モデル /
Ⅹ 哲学的主体性の成立 / Ⅺ 存在世界の段階的構造
第二部 存在顕現の形而上学
Ⅰ 序 / Ⅱ 存在概念と存在リアリティー /
Ⅲ アヴィセンナの存在偶有説 / Ⅳ 形而上的実在としての存在 /
Ⅴ 意識の変貌 / Ⅵ 表層意識と深層意識 /
Ⅶ 意識の「ファナー」と「バカー」 /
Ⅷ 存在の「ファナー」と「バカー」 /
Ⅸ 人間の三段階 / Ⅹ 存在の自己顕現 /
Ⅺ 存在顕現の構造学
師と朋友
解 題 木下雄介
索 引