貧者を愛する者: 古代末期におけるキリスト教的慈善の誕生

ピーターブラウン（著） Brown,Peter（原名）聡, 戸田（翻訳）

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出版社: 慶應義塾大学出版会(2012-04-01)

単行本: 296 ページ

ISBN-10: 4766419324 ISBN-13: 9784766419320

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紹介

司教はいかにして権威を得、主導的な地位に昇りつめたのか。今日もキリスト教社会で高く評価される美徳の一つ「貧者への愛」。それは紀元4～5世紀に誕生し、キリスト教会を中心とした新しい社会システムを創成する新機軸となった。ローマ帝国のキリスト教受容という出来事を、古代末期研究の泰斗、ピーター・ブラウンが独自の視点で読み解く。メナヘム・スターン記念エルサレム歴史講演の記録。巻末には、訳者による論考を掲載。

序言まえがき第一章　「貧者を愛する者」―ひとつの公的な徳目の創造― 第二章　「貧者を治める者」―司教とその都市― 第三章　「謙譲」―東方帝国における貧困と連帯― 結語――連帯への希望ピーター・ブラウンの古代末期理解をめぐって　―訳者あとがきに代えて― 　一　「古代末期」という時代区分　二　Ｐ・ブラウンの古代末期像（特にその変遷）　三　評価索引

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