目次
総論―救国、動員、秩序………高橋伸夫(慶應義塾大学法学部教授)
第1章 宣講所と文化館のあいだ―近代天津における「社会教育」と中国革命
………戸部健(静岡大学人文学部准教授)
第2章 党と国家の困難な関係―中国国民党の訓政建設………岩谷将(防衛省防衛研究所)
第3章 軍隊建設にみる秩序再編と動員の関係―1920年代広東の事例を中心に
………阿南友亮(東京成徳大学人文学部専任講師)
第4章 近代広東の民衆組織と革命―匪賊的行動様式の観点から
………蒲豊彦(京都橘大学文学部教授)
第5章 20世紀初頭の中国都市における「民衆運動」の再検討―武漢を事例に
………衛藤安奈(慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程)
第6章 党、農村革命、両性関係………高橋伸夫(慶應義塾大学法学部教授)
第7章 革命の財政学―財政的側面からみた日中戦争期の共産党支配
………一谷和郎(中部大学人文学部(専任)講師)
第8章 抗戦、建国と動員―重慶市動員委員会を事例として………段瑞聡(慶應義塾大学商学部准教授)
第9章 食糧徴発と階級闘争―国共内戦期東北解放区を事例として
………角崎信也(慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程)
第10章 建国初期の政治変動と宗族
―江西省寧岡県、1949-1952年………鄭浩瀾(フェリス女学院大学国際交流学部准教授)
第11章 江南基層社会からみた土地改革前史・序説
―旧松江府の図正と帰戸併冊………山本英史(慶應義塾大学文学部教授)
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