目次
はじめに 杉浦章介
第1章 地理学と地誌 杉浦章介
1-1 「地表の記述」への2つの途
1-2 科学的な世界観と地理情報
1-3 何故、「地誌とメディア」なのか?
1-4 本書の構成
第2章 地図というメディア 杉浦章介
2-1 地誌と地図
2-2 地図コミュニケーション(Cartographic Communication)(1)
2-3 地図コミュニケーション(2) メディアとしての特質
2-4 地図の冒険
第3章 自然地誌と地図 松原彰子
3-1 地形の成り立ちと人間活動——地図に表現される自然と人間との関わり——
3-2 自然災害と人間——地震災害を例にして——
第 4章 写真と都市空間の地誌 渡邊圭一
4-1 写真の誕生と都市
4-2 地誌メディアとしての地理写真
4-3 都市空間の記録と記憶
第5章 映画から学ぶ地誌的な視点 長田進
5-1 はじめに
5-2 映画の誕生と発展
5-3 メディアとしての映画の特徴
5-4 映画の分類
5-5 地誌的観点から鑑賞する場合の映画の魅力
5-6 映画と地誌 4つのアプローチ
5-7 おわりに
第6章 メディアのモバイル化とリアルタイム地誌の誕生 武山政直
6-1 携帯メディアと変容する時空感覚
6-2 地理的状況に感応するメディア
6-3 センサー市民によるリアルタイム地誌の編纂
6-4 ユビキタスメディアとしての地誌
第7章 デジタルメディアと想像的世界の体験 武山直政
7-1 バーチャルワールドの現実感
7-2 トランスメディアとしての代替現実感
第8章 GISと地誌の世界 大島英幹
8-1 GISとは
8-2 地図を検索する
8-3 地図を作成する
8-4 地図を公開する
8-5 GISもメディアのひとつ
索引