紹介
▼世界の美術館に押し寄せる変化の波を、同時代に生きるフランス、アメリカ、スコットランド、中国、日本の美術館館長たちがいかに受け止め、自己革新に取り組んでいるのかを主題に徹底討論。▼ジェルマン・ヴィアット(ケ・ブランリー美術館前館長)、范迪安(中国美術館長)、サイモン・グルーム(スコットランド・ナショナル・ギャラリー近現代美術館長)、ヴィシャカ・デサイ(アジア協会理事長)、アンリ・ロワレット(ルーヴル美術館長)、池田修(BankArt1929代表)、後小路雅弘(九州大学大学院人文科学研究科教授)、岡部あおみ(武蔵野美術大学造形学部教授)、北川フラム(アート・ディレクター、アートフロント・ギャラリー主宰)、清水敏男(学習院女子大学教授、インディペンデント・キュレータ)、高階秀爾(大原美術館長)、南條史生(森美術館館長)、林田正樹(国立新美術館長)、原俊夫(原美術館長)、福原義春(東京都写真美術館長)、前田富士男(慶應義塾大学アート・センター所長)、南嶌宏(女子美術大学教授、熊本市立現代美術館長)、蓑豊(サザビーズ北米本社副会長、金沢21世紀美術館特任館長、大阪市立美術館名誉館長)、雪山行二(横浜美術館館長)、青木保(文化庁長官)、青柳正規(国立西洋美術館長)、徳川恒孝(徳川記念財団理事長)ら内外美術館関係者による討議。
目次
ミュージアム・サミットの過去・現在・未来 福原義春第Ⅰ部 世界のミュージアム——今なぜイノベーションが必要なのか はじめに 建畠晢 基調講演1 制度組織の発展過程——パリの明日に向けての美術館 ジェルマン・ヴィアット(ケ・ブランリー美術館前館長) 基調講演2 中国の美術館におけるイノベーション——挑戦と課題 范迪安(中国美術館長) 基調講演3 新しいものの伝統 サイモン・グルーム(スコットランド・ナショナル・ギャラリー近現代美術館長) 基調講演4 仮想現実と文化の多様性の時代における美術館 ヴィシャカ・デサイ(アジア協会理事長) 第Ⅰ部 総括討議 まとめ——第Ⅰ部を終えて 建畠晢第Ⅱ部 ミュージアム・イノベーション——変わるミュージアム はじめに 高階秀爾(大原美術館長) 特別講演 今日の日本における美術館の意義 青木保(文化庁長官) 基調講演 普遍的な美術館へ——ルーヴルの発展を支える理念 アンリ・ロワレット(ルーヴル美術館長) 視点1 日本の場合、そして国立西洋美術館の場合 ——小さきものに神は宿るのか or マタイの法則 青柳正規(国立西洋美術館長) 視点2 ビジネス界から非営利の世界へ——徳川記念財団での五年間 徳川恒孝(徳川記念財団理事長) 視点3 大原美術館——私立美術館の公共性 高階秀爾(大原美術館長) 第Ⅱ部 総括討議 まとめ——第Ⅱ部を終えて 高階秀爾 あとがき 建畠晢(国立国際美術館長) 付録 第3回「21世紀ミュージアム・サミット」参加者一覧 第3回「21世紀ミュージアム・サミット」開催概要 美術館紹介