目次
巻頭言 安西祐一郎 刊行にあたって 小林良彰
序 章 新しい市民意識—ニュー・ポリティカル・カルチャー(NPC)—を研究する理由
Ⅰ 本書の目的
Ⅱ 本書の構成
Ⅲ 本書で用いるデータの説明
第1章 政治参加と民主主義理論
Ⅰ 民主主義理論における政治参加
1 エリート民主主義論者
2 参加民主主義論者
Ⅱ 政治文化論における大衆、市民、政治参加
Ⅲ 参加の拡大は何をもたらすか
1 西欧諸国を対象とした検証
2 日本を対象とした検証
Ⅳ 本章のまとめ
第2章 NPCについて
Ⅰ NPC論とは
Ⅱ 従来の研究
Ⅲ NPC論適用の妥当性
Ⅳ 日本のNPC動向
1 マクロレベル
2 個人レベル
3 エリートレベル
Ⅴ 本章のまとめ
第3章 NPCと参加政策
Ⅰ 市民参加の制度
Ⅱ 政策決定アクターの意識
Ⅲ どのような自治体が市民参加に積極的か?
1 仮説の導出
2 仮説の検証
Ⅳ 事例分析「千葉県我孫子市」
1 現我孫子市長が輩出されるまで
2 我孫子市の市民参加
3 事例の解釈
Ⅴ 事例分析「東京都国立市」
1 現国立市長が輩出されるまで
2 国立市の市民参加
3 事例の解釈
Ⅵ 本章のまとめ
第4章 NPCと住民投票運動
Ⅰ 日本の住民投票制度
Ⅱ 政策決定アクターの意識
Ⅲ どのような地域で住民投票運動が生じるか?
1 仮説の導出
2 仮説の検証
Ⅳ 事例分析「吉野川可動堰の是非を問う住民投票運動」
1 住民投票運動の経緯
2 事例の解釈
Ⅴ 事例分析「泡瀬干潟の埋め立て是非を問う住民投票運動」
1 住民投票運動の経緯
2 事例の解釈
Ⅵ 本章のまとめ
第5章 新しい市民意識—ニュー・ポリティカル・カルチャー(NPC)—が日本にもたらす変化
Ⅰ まとめ
1 第1の手順による知見
2 第2の手順による知見
3 第3の手順による知見
Ⅱ 提言
Ⅲ 残された研究課題 参考文献 索引