江戸時代の小食主義――水野南北『修身録』を読み解く

若井朝彦（著）

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詳しい情報

出版社: 花伝社(2018-02-02)

単行本（ソフトカバー）: 192 ページ

ISBN-10: 4763408437 ISBN-13: 9784763408433

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紹介

貝原益軒『養生訓』と並び立つ指南書『修身録』現代にも通ずる「小食主義」の神髄に迫る。壮年に至って一念発起し人相学を極め、大家として千人を超す門人を誇り、教訓の宝庫である著作を残した江戸時代の怪人・水野南北。食を通じて見定めた健康、立身出世、開運、富……人生を左右する「小食主義」とは？

前書きなど

江戸時代の食と現代の食とは、これが同じ人類か、というほどもちがう。けれども食が人を養い、食によって人が生きることはすこしも変わらない。南北にはじめて接する人にとって、その食の警句、慎みのための警喩は、するどいおびやかしに見えるかもしれない。だがその一節一節には、かならずヒントが秘んでいる。 (本書「前口上」より)

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