目次
はじめに
第1部 現代医療と医療心理学
第1章 現代医療と医療心理学
第1節 現代医療が抱えるジレンマ
第2節 医療における心理学の貢献
第3節 まとめ
第2章 チーム医療を基盤としたメンタルケアの展開
第1節 メンタルケアの構成要素
第2節 チーム医療に求められる心理士の役割
第3節 医療現場で働く心理士に必要とされるミニマムエッセンシャル
第4節 まとめ
第2部 医療心理学の実際
第3章 がん医療
第1節 はじめに
第2節 がん患者の心理的問題
第3節 がん患者の心のケア
第4節 がん医療における医療心理学の今後の課題
第4章 心臓疾患
第1節 心疾患と「心(こころ)」
第2節 心疾患に関する医療心理学的研究
第3節 心疾患患者への医療心理学的アプローチの実際
第4節 心疾患医療における医療心理学の課題
第5章 糖尿病
第1節 糖尿病治療に対する意欲や自己管理を妨げる患者の心理的問題
第2節 心理の立場から,ジョスリン糖尿病センターから学ぶチーム医療と心理士の役割
第3節 生涯自己管理の視点から,心理教育的介入を考える
第4節 糖尿病患者教育に生かす集中的心理教育プログラム
第5節 症例に見る心理教育的介入
第6節 今後の治療における課題
第6章 腎疾患
第1節 慢性腎疾患とサイコネフロロジー
第2節 腎不全患者と心理的問題
第3節 腎移植医療におけるメンタルケアプロトコル
第4節 腎疾患患者への心理的支援の実際
第5節 腎不全医療の中で心理士に求められるもの
第7章 小児医療
第1節 小児医療における医療心理学
第2節 小児医療でみられる心理学的問題とその支援
第3節 小児医療における心理学的支援の実際
第4節 今後の問題
第8章 アレルギー疾患
第1節 アレルギー疾患における医療心理学的問題
第2節 アレルギー疾患領域における医療心理学的研究
第3節 医療心理学的支援の実際
第4節 医療心理学の役割と今後の課題
第9章 脳外傷・脳血管障害
第1節 脳外傷・脳血管障害後にみられる問題―高次脳機能障害
第2節 心理的介入における留意点と課題
第3節 臨床心理学的視点をふまえた実践例
第4節 終わりに
第10章 プライマリケア
第1節 プライマリケアの時代
第2節 うつ病治療におけるプライマリケアの役割
第3節 プライマリケアに活かす医療心理学
第11章 生活習慣病予防と行動変容
第1節 生活習慣病予防に果たす医療心理学の役割
第2節 健康行動に関する心理学的理論・モデル
第3節 健康行動に関する心理学的理論・モデルに基づく実践研究
第4節 生活習慣病予防における医療心理学の役割と今後の課題
第12章 高齢者医療
第1節 高齢化の現状と高齢者医療
第2節 高齢者医療におけるチームアプローチ
第3節 高齢者医療における心理士の活動の実際
第4節 まとめ
第13章 介護予防―運動器疾患による痛みの自己管理
第1節 介護予防の重要性
第2節 膝痛管理と運動療法
第3節 膝痛管理と認知行動療法
第14章 心身医療
第1節 心身医療が抱えているおもな医療心理学的問題
第2節 心身医療領域における医療心理学的研究
第3節 臨床実践の紹介
第4節 心身医療における医療心理学の役割と今後の課題
第15章 精神医療
第1節 精神医療における諸問題
第2節 精神医療における心理士の役割
第3節 精神医療における医療心理学的実践の紹介
第4節 精神医療における医療心理学の課題
第16章 患者-医師間のコミュニケーション:SHAREとは
第1節 サイコオンコロジーとは
第2節 緩和ケアにおけるサイコオンコロジー
第3節 コミュニケーションとは
第4節 がん医療における悪い知らせの際の効果的なコミュニケーション
第5節 がん患者の心理的苦痛
第6節 抑うつのスクリーニング
第7節 抑うつの診断
第8節 抑うつの治療
第9節 終わりに
第17章 心理生理学と脳科学
第1節 精神医療における心理生理学的アプローチ
第2節 精神疾患に関する心理生理学的研究―fMRIを用いた研究
第3節 心理生理学の今後の課題