目次
序章 身近な心理学――心理学の概念と課題――
§1 心理学とは何か
§2 心理学の課題と研究領域
第1部 こころの働きを探る――見えない世界の心理学的法則――
第1章 身のまわりの世界を知る――知覚の働きとその特性――
§1 知覚とは
§2 見えているものはまとまりをもつ―知覚の統合性
§3 ものは見えるようにしか見えない―知覚的特徴と物理的特徴の不一致
§4 ものはそれだけでは見えない―知覚の枠組み
第2章 行動にかりたてるもの――欲求・動機と情緒の世界――
§1 行動にかりたてる力
§2 さまざまな動機の特徴
§3 欲求不満(フラストレーション)
§4 感情・情緒とは
§5 情緒と行動
§6 情緒の理論
第3章 学び,考える――学習・記憶・思考のプロセス――
§1 学習とは
§2 学習を成立させる方法
§3 学習結果をどのように保存するか――記憶の過程
§4 思考の働き
第2部 こころの特性と発達を知る――パーソナリティの発達と病理――
第4章 ライフ・サイクルを考える――こころの生涯発達――
§1 生まれる前の赤ちゃん―胎児期
§2 生まれてすぐの赤ちゃん―新生児期
§3 微笑みや「マンマ」が言えるまで―乳児期
§4 遊びの中で育つ子どもたち―乳児期
§5 学び合う子どもたち―児童期
§6 青年期―自分らしさの確立に向けて
§7 中・高年期―人生の午後を生きる
第5章 自分と相手の特性を理解する――性格と知能の科学――
§1 性格について
§2 性格は変えられるか―性格形成の要因と改変の可能性
§3 知能について
§4 創造性について
第6章 こころの健康を考える――青年期の精神保健――
§1 青年期とこころの健康
§2 こころの健康のしくみ
§3 こころの病の成り立ち
§4 青年期の精神保健
第3部 人・集団・社会とのかかわりを理解する――社会的行動の科学――
第7章 人とのかかわりを考える――対人行動の心理――
§1 他者の理解と判断
§2 他者に示す自己
§3 他者に示す表情やしぐさ
§4 他者への働きかけ
§5 他者への援助と攻撃
第8章 集団・社会とのかかわりを考える――集団行動の心理――
§1 集団行動の特徴
§2 集団のまとまりと規範
§3 群衆行動の心理
§4 現代社会に生きる青年たち
第4部 実験や観察で明かすこころの世界――心理学の研究法と実験・実習の資料集――
Ⅰ 心理学の研究法
Ⅱ 心理学実験・実習の資料集
引用・参考文献
事項索引
人名索引
コラム
①物理的世界と知覚的世界
②奥行き知覚の手がかり
③ごほうびは意欲を高めるか?
④うそ発見器
⑤丸い形は愛される―ベビー図式
⑥エリクソンのライフ・サイクル論
⑦ポックリ寺の帰り道―ポックリ願望と個人の尊厳
⑧昔から現代まで,人はタイプ分けを好む
⑨こころの中に住む親,大人,子ども―交流分析理論
⑩ホンネとタテマエ
⑪秘密の意義
⑫カウンセラーと「寅さん」
⑬マインド・コントロール―巧妙な精神操作の手口
⑭あなたは傍観者,それとも勇気ある援助者?
⑮あなたはどの席に座りますか?
⑯あなたは“ノー”と言えますか?―権威への服従
⑰豊川信用金庫の取りつけ騒ぎ
⑱日本人らしさってなに?―日本人の国民性