目次
はじめに なぜ学ぶのか?なぜ教えるのか?
第1章 部落史学習を組み立て直す
第1節 部落史見直しが教育に提起したこと
①2001年以降の動きから
②「目から鱗、でも……」
③両側から越えるためには
第2節 あらためて部落問題とは何かを考える
①「何をいまさら」という若者の意識
②いじめ体験と差別の認識
③心がけや思いやりで解決するのか
④人権を侵害されているのは誰か
⑤「部落史の見直し」を見直す
第2章 社会認識を育てるための部落史学習
第1節 「知識」を問うことだけが目的なのか
①M大学の入試問題をめぐって
②「穢多」という言葉をめぐって
③「えた」という言葉をめぐる現実
④「愚問」であるならどんな問題を
第2節 部落史学習の評価はどうあるべきか
①社会認識を育てる観点に立って
②社会科の目標と評価にかかわって
③小・中学校における部落史学習の評価の観点
第3章 前近代の歴史から現代を学ぶ学習プラン
第1節 中世における被差別民衆の姿と生き様
①中世における差別にかかわる教科書記述
②中世における「社会的差別の成立」再考
③『もののけ姫』の世界
④中世の被差別民と芸能
⑤竜安寺の石庭を教材に
⑥「銀閣寺と又四郎」再考
⑦ケガレは差別の元凶か
第2節 近世における被差別民衆の姿と闘い
①政治的制度的固定化への過程
②近世における差別にかかわる教科書記述
③皮革生産を中心とした生業と人々の暮らし
④被差別部落の生業と人口増—「伊勢参りと差別された人々」再考—
⑤「差別が当然の社会」の中で—渋染一揆再考—
⑥江戸浅草の町と『解体新書』
⑦山脇東洋「観臓」と行刑役
⑧幕末維新と被差別部落
第4章 近現代の歴史から未来を学ぶ学習プラン
第1節 近代における部落問題の成立と展開
①なぜ差別は残されたのか
②部落の窮乏化と人口増
③「解放令反対一揆」の根底にあったもの
④民衆の視線と部落改善運動
⑤水平社の創立再考
⑥水平社の闘い、そして消滅
第2節 戦後における部落差別の現実と闘い
①戦後社会の中での被差別部落
②民主化の中で取り残された部落(1945年〜54年)
③失業対策事業と教科書無償化運動(1955年〜64年)
④就職における差別との闘いと学力保障(1965年〜74年)
⑤結婚における差別との闘い(1975年〜84年)
⑥環境改善の成果と部落の変化(1985年〜94年)
⑦いま、ここでの差別と向き合って(1995年〜現在)
おわりに 悔いなく生きるために