目次
はじめに:本書の目的と構成 小説を用いた方言研究手法について 複合形研究の必要性について 待遇表現の捉え方を再考する 京都における待遇の助動詞類 大阪におけるテ敬語 大阪の待遇の助動詞ヤルについて 大阪における罵りの助動詞類 大阪方言におけるナサル・ナハル・ハル等の変遷 小説を使った待遇表現研究について 「デスマス転訛形」とは デスマス転訛形の発生について 現代におけるデスマス転訛形 大阪市談話資料におけるデスマス転訛形 国会会議録資料におけるデスマス転訛形 小説にみるデスマス転訛形. その1 織田作之助作品 小説にみるデスマス転訛形. その2 田辺聖子作品 デスマス転訛形研究の意義 待遇表現研究と「ことばの調整」という捉え方の提案