目次
はじめに
第一章 「人からの学び」を得た新人行員時代
1 転職直後の挫折
2 小林一三の足跡
3 小林一三の生まれた明治の夜明け
4 小林一三誕生
5 慶応義塾に進学
6 恩師・福沢諭吉
7 福沢諭吉が言う「勤め人より起業家になれ」
8 三井銀行トップ、渋沢栄一ら資本主義の父に学んだ「無上の光栄」時代
9 三井物産の創始者、益田孝
10 出世が遅れた一三とリーダーシップの功拙
11 やって失敗するかやらずに後悔するか
12 親友松永安左エ門
第二章 経営者として頭角を現す
13 雇われ社員から経営者への脱皮
14 甲州財閥からの学び
15 終の住処を池田に決める
16 「最も有望なる電車」PRで仕掛けた高級住宅街構想
17 池田の芸術文化を愛した一三
18 大林組、大林芳五郎による工期短縮
19 一三のビジネスのスピード感
20 一三が尊敬し、深く研究した安田善次郎
21 安田善次郎の志と行動力
第三章 生涯で出合った三人の「松」
22 松下幸之助と松室正次郎との出会い
23 小林一三と松室正次郎の出会い
24 松室正次郎の生い立ち
25 松室正次郎石橋に移り住む
26 松室正次郎の「選択と集中」
27 ビジネス成功の秘訣は信頼と信用
28 宝塚歌劇団の大成功とペーシェント
29 歌劇と映画、大衆娯楽の二本立てで「東宝」を設立
第四章 大衆ビジネスの極意
30 大人気となった阪急のライスカレー
31 阪急食堂の食材調達
32 事業内容をとことん掘り下げる
33 一三の理念経営
34 小林一三の部下・人材教育
35 正しいことを正しいと言える人となれ
36 賢そうなバカ
37 自分の得意分野を持つ
38 下足番を命じられたら日本一の下足番になれ
39 松下幸之助の独立と理念経営
40 明治の偉人たちの根底にある思想
41 西郷隆盛が尊敬していた佐藤一斎
42 淡交のすゝめ
第五章 積極的人生と人財育成
43 一三と正岡子規
44 高校野球を巡る阪急と阪神のたたかい
45 松室正次郎の喫茶店ホームラン
46 一三、東急を支援する(阪急と東急の共通点)
47 一三、東京電燈を再建する
48 サントリー創業者、鳥井信治郎の「やってみなはれ」精神
49 よそ者こそ活躍できる社会へ----
50 一三が愛した茶の湯と数寄者仲間
51 一三と池田銀行
52 池田市近代化を後押しした一三
53 池田を愛した安藤百福
54 グローバリゼーションと明治人
55 ダイバーシティとビジョナリーカンパニ
56 歳をとって開いていく人
57 八三歳、最後の演説
おわりに