目次
保護者と先生方へのまえがき
登場人物
全体の流れ
はじめに
第1章 性格とは
性格とは何かを考える
●1週目 性格って何?
性格は変わることを知る
●2週目 久しぶりに会った友達
性格は場面でも変わることを知る
●3週目 友達の態度が変わる
第2章 他人の性格を知る
人の生活や性格を見て自分に気づく
●4週目 友達の家での様子(起床)
●5週目 友達の学校での様子
●6週目 友達の学校が終わってからの様子
みんなの困ったときの解決方法を見て自分に気づく
●7週目 こんなときどうする?円卓会議
第3章 未来の自分を想像する
未来の自分にメッセージを送ることで今の自分に気づく
●8週目 時間差日記を書いてみる
未来の自分からメッセージをもらうことで今の自分に気づく
●9週目 未来の自分からのメッセージ
将来の夢を考えることで今の自分に気づく
●10週目 夢ワーク(なりたい自分)
第4章 過去の自分を知る
過去の自分マップを作って自分に気づく
●11週目 人生山あり谷ありマップを描く
過去の自分とメッセージをやり取りして自分に気づく
●12週目 過去の自分にメールをしよう
第5章 今の自分を知ろう
知らない自分に気づく
●13週目 人から言われた言葉
今の自分を知る
●14週目 自分がどんな性格かを考える
自分の好きなことに気づく
●15週目 自分のワクワク感を考える
おわりに
前書きなど
保護者と先生方へのまえがき
本シリーズは、現在、学校教育等で幅広く使われ始めているコグトレを、子どもが一人でも取り組めるように構成したものです。コグトレとは、「認知○○トレーニング(Cognitive ○○ Training)」の略称で、○○には
「ソーシャル(→社会面)Cognitive Social Training: COGST」
「機能強化(→学習面)Cognitive Enhancement Training: COGET」
「作業(→身体面) Cognitive Occupational Training: COGOT」
が入ります。学校や社会で困らないために3方面(社会面、学習面、身体面)から子どもを支援するための包括的支援プログラムです。
もともとコグトレは学校教員や保護者など指導者のもとでテキストを用いて実施するものですが、そういった環境を作るのがなかなか難しいといった声もお聞きし、子どもが一人でも読み進めながら学べる形式のテキストの作成を検討して参りました。
本シリーズは、以下の「困っている子どもの特徴<5点セット+1>」に対応できるよう、コグトレを応用したワークブックを使って、一人で読み進めながら、登場人物とともに子ども自身が困っているところや苦手なところを克服していく展開となっています。(「困っている子どもの特徴<5点セット+1>」につきましては、『教室の困っている発達障害をもつ子どもの理解と認知的アプローチ――非行少年の支援から学ぶ学校支援』(明石書店)をご参照ください。)
(…後略…)