目次
特集:2018年改定入管法と制度化への多角的分析
改正入管法後の制度形成をめぐる分析――建設分野における制度の併存がもたらすもの[惠羅さとみ:成蹊大学アジア太平洋研究センター主任研究員]
在留資格「特定技能」の制度化の実態――介護分野に関するフィリピン・ベトナム調査からの発見と考察[小川玲子:千葉大学教授/定松文:恵泉女学園大学教授]
地方から始まる外国人の新しい受入れ[丹野清人:東京都立大学教授]
2018年法改正と入国管理をめぐる歴史観――変化と連続性[明石純一:筑波大学准教授]
投稿論文
地方自治体による多文化共生政策の選択――首長や地方議員の行動および党派性が与える影響の検証[若山将実:北陸学院大学教授/俵希實:北陸学院大学教授/西村洋一:聖学院大学教授]
イギリスにおける実質的シティズンシップの保障とその今日的課題――ボランタリー・コミュニティ組織をめぐる政治/政策に着目して[髙橋誠一:法政大学兼任講師]
難民条約加入前の難民保護に対する日本政府のアイディアの変容――難民保護に関する政治過程の分析より[土田千愛:東京大学大学院博士課程]
2011年の原発事故を契機とした海外移住[若松亮太:モナッシュ大学大学院博士課程]
台湾における外国人介護労働者の失踪問題――制度的弱者のジレンマと「総弱者化」の進行[鄭安君:宇都宮大学国際学部附属多文化公共圏センターコーディネーター]
第二世代の性の管理をめぐる母娘間の交渉――フィリピン系移民を事例として[三浦綾希子:中京大学准教授]
書評
是川夕 著『移民受け入れと社会的統合のリアリティ――現代日本における移民の階層的地位と社会学的課題』[樽本英樹]
岡本奈穂子 著『ドイツの移民・統合政策――連邦と自治体の取り組みから』[昔農英明]
宮島喬・佐藤成基 編『包摂・共生の政治か,排除の政治か――移民・難民と向き合うヨーロッパ』[堀井里子]
佐伯康考 著『国際的な人の移動の経済学』[林玲子]
パトリック・ヴェイユ 著『フランス人とは何か――国籍をめぐる包摂と排除のポリティクス』[菅原真]
学会報告
2019年度年次大会/2019年度冬季大会
『移民政策研究』編集規定/『移民政策研究』執筆要項/論文投稿規定/投稿論文査読規定
Editorial Provisions for Migration Policy Review / Author Guidelines for Migration Policy Review / Provisions for the Submission of Articles/ Provisions for the Refereeing of Articles