目次
                     日本語版への序文
 謝辞
 地図
 米南ヴェトナム援助軍司令部からチャーリー中隊に至る指揮系統(1968年3月)
 凡例
1 序章
2 戦争
3 歩兵中隊
4 ソンミ 1968年3月16日 午前
5 ソンミ 1968年3月16日 午後
6 その後
7 調査
8 余波
9 ヴェトナム再訪
10 ピアーズの審判
11 ……そしてすべての人々に正義を
12 最終章
 解説
 監訳者あとがき
 年表
 原注
 参考文献
 写真出典一覧
 索引(人名索引・事項索引)
                 
                
                    前書きなど
                    監訳者あとがき
(…前略…)
 本書は、1992年にイギリスのペンギン・ブックス社から刊行されたFour Hours in My Lai の翻訳である(ただし、原書をまとめるにあたって原著者が渉猟した一次史料とその所蔵先を記載したNoteson Sources の部分は本訳書では割愛させていただいた。そして、原書では関連写真が一括してまとめて掲載されているが、訳書においては、該当する部分にそれぞれ分けて掲載してある)。
 原書はマイケル・ビルトン氏とケヴィン・シム氏との共著で、ビルトン氏はロンドンの『サンデー・タイムズ』紙に長らく勤務し、シム氏はフリーのジャーナリストとして新聞等に執筆するなど共にジャーナリストとしての経験を持つ。原書は、二人がイギリスのヨークシャー・テレビ局に勤務中の1989年に制作したドキュメンタリー番組がもとになっている(アメリカでは公共放送のPBSにて同年5月23日にRemember My Lai のタイトルで放映された。日本においても1990年6月7日、「4時間で消された村――ベトナム・ミライ」と題してNHK総合TVにて放映されている)。
 本訳書刊行にあたり訳稿を準備する過程で多くの方々のご協力を頂いた。以下、訳稿作成の経緯に言及しながら、ご協力いただいた方々のお名前を書かせていただくとともに、各氏に深い感謝の意を表させていただきたい。
 (…後略…)