目次
研究論文
国際理解教育における新たな参加型分析プロセスと成果検証方法の提案――個人別態度構造分析による異文化での学び[前田ひとみ]
国際理解教育は「国家」をいかに扱うか――国家間における葛藤を経験させる教育の展望[大山正博]
国際理解教育における「地域」の再考――開放性と重層性の視座から[小瑶史朗]
実践研究ノート
小学校国語学習でアイヌの昔話をどう取り上げるか――多文化教育の発想に立つことの意義[太田満]
特集 道徳教育と国際理解教育
特集研究論文
戦後の道徳教育と国際理解教育――「特別の教科 道徳」の課題を中心に[貝塚茂樹]
国際理解教育にとっての「特別の教科 道徳」の危険性[池田賢市]
シティズンシップの育成における対話と自己肯定感――「特別の教科 道徳」と国際理解教育の相違を手がかりに[荒木寿友]
特集研究ノート
「道徳教育」と国際理解教育――私学中高一貫校における宗教教育の観点から[神垣しおり]
国際理解と災後の道徳教育――国際理解教育と東日本大震災から見える災後の道徳教育の姿[宍戸仙助]
報告
日本国際理解教育学会第25回大会公開シンポジウム グローバル・シティズンシップの育成と国際理解教育[森茂岳雄]
研究・実践委員会 国際理解教育における教育実践と実践研究――その2 国際理解教育における実践研究のモデルを探る[嶺井明子]
国際委員会 日中共同「異己」理解・共生授業プロジェクトの概要[永田佳之/釜田聡]
博学連携教員研修ワークショップ 国際理解教育における博物館活用の可能性――ワークショップ10年をふりかえる報告書の作成[中山京子/居城勝彦/今田晃一/織田雪江]
新刊紹介
佐藤学・木曽功・多田孝志・諏訪哲郎編著『持続可能性の教育』[多田孝志]
石森広美著『生徒の生き方が変わるグローバル教育の実践』[石森広美]
渡部淳+獲得型教育研究会編『教育プレゼンテーション』[渡部淳]
長濱博文著『フィリピンの価値教育』[長濱博文]
学会規約
編集規定/投稿規定/審査の手順/執筆要項
編集後記
前書きなど
編集後記(紀要編集委員長:中山京子)
紀要22号をお届けします。22号は、研究論文10本、実践研ノート1本に加え、特集「道徳教育と国際理解教育」に研究論文1本の投稿がありました。数年越しの投稿もいただきました。複数の査読者による査読の結果、一般研究論文3本、実践研究ノート1本、特集研究論文3本、特集研究ノート2本の掲載となりました。
特集は「世界遺産教育と国際理解教育」(15号)、「ことばと国際理解教育」(16号)、「グローバル時代のシティズンシップと国際理解教育」(17号)、「ESDと国際理解教育」(18号)、「文化的多様性と国際理解教育」(19号)、「海外研修・スタディツアーと国際理解教育」(20号)、「教師教育と国際理解教育」(21号)と続いております。今号の特集では、道徳教育について国際理解教育を軸に複数の観点から論考を示すことができました。23号の特集は「アクティブ・ラーニングと国際理解教育」です。一般投稿・特集への投稿、双方とも23号への投稿の締切は9月30日です。学会の紀要は、国際理解教育の研究の蓄積・共有の場であるとともに、会員個人の貴重な発信の場となります。国際理解教育に関わる書籍を刊行された場合には、学会事務局に寄贈いただけましたら編集委員会において確認の上、書評もしくは新刊紹介として紀要に掲載させていただきます。
3年に1回、本学会誌掲載の論文から研究奨励賞として学会賞を贈呈しています。今回は太田満氏に決まりました(対象論文「日系移民学習における自尊感情と文化理解の意義」紀要20号)。今後のより一層の精進を期待します。
14号より紀要編集委員となり、16号から明石書店様より刊行することになり、紀要編集委員会事務局を担当し、20号より編集委員長として編集に携わって参りました。9年間にわたる委員会活動で多くの論文に学ぶことができました。投稿、査読、やりとり、編集のどの過程におきましても皆様のご協力を得ましたこと、改めて御礼申し上げます。