目次
序文
第1章 ヘッドライン社会指標
第1節 はじめに
第2節 OECDヘッドライン社会指標
第3節 8つのヘッドライン指標
第2章 特集:OECD諸国のレジャー時間の測定
第1節 はじめに
第2節 レジャー時間の経済理論
第3節 有償労働時間の残余にかんする傾向
第4節 ライフコースのなかでの時間の配分
第5節 平均的な1日のなかでのレジャー時間
第6節 生活時間調査にみるレジャーの時間的傾向
第7節 レジャー時間の分配の形態
第8節 レジャー活動の種類
第9節 さまざまな活動への時間使用にかんする満足度
第10節 生活満足度と市場所得の尺度で比較したレジャー時間
第11節 法定休日とレジャー時間
第12節 結論
付録2.A1 生活時間調査の主要な特徴
第3章 OECD社会指標の解説
第1節 社会指標の目的
第2節 OECD社会指標の枠組み
第3節 指標の選定と記述
第4節 本書で何が発見できるか
第4章 一般的背景指標
GE1 一人当たり国民純所得
GE2 出生率
GE3 移民
GE4 結婚・離婚
第5章 自立指標
SS1 就業
SS2 失業
SS3 保育
SS4 生徒の成績
SS5 ニート
SS6 退職年齢
SS7 教育支出
第6章 公正指標
EQ1 所得の不平等
EQ2 貧困
EQ3 子どもの貧困
EQ4 最低生活保障給付の適切さ
EQ5 公的社会支出
EQ6 社会支出の合計
第7章 健康指標
HE1 余命
HE2 健康状態の自覚
HE3 乳児の健康
HE4 肥満
HE5 身長
HE6 メンタルヘルス
HE7 長期介護受給者
HE8 保健医療支出
第8章 社会的結束指標
CO1 生活満足度
CO2 仕事の満足度
CO3 犯罪被害者
CO4 自殺
CO5 学校でのいじめ
CO6 危険行動
監訳者あとがき
前書きなど
OECD諸国の社会はどのように進歩しているのか。その活動は、社会進歩を促進するうえでどのくらい効果的なのか。本書は、これら二つの疑問に取り組むための基礎を提供する。OECD諸国の社会傾向と政策を数値化して簡潔に概観できるようになっている。本書は、人口と家族の特徴、就業と失業、貧困と不平等、社会・保健医療支出、仕事と生活の満足度といった社会問題に関する幅広い情報を、OECD社会指標の構造を理解できる解説とあわせて収録している。
本書は、以前の版に掲載した指標を更新するとともに、成人の身長、健康状態の自覚、子どもの危険行動、学校でのいじめといった、新規の社会指標も収録している。また今回初めて、OECD諸国の社会的福祉を要約するヘッドライン社会指標も掲載している。さらに、特集ではOECD諸国のレジャー時間について考察している。