目次
読者の手引き
企業の創業と倒産の最近の傾向
第1部 起業を測る
第1章 女性の起業を測る
はじめに
1.1 起業家の定義:概念と測定上の問題
1.2 ジェンダー指標開発のための測定上の問題、データ、オプション
1.3 今後の動向
第2章 起業の財務状況:中小企業に関する欧州調査
はじめに
2.1 資金調達のニーズと調達先
2.2 国際的に統一された指標に向けて
第2部 起業指標
第3章 母集団企業に関する構造的指標
指標3.1 企業規模別の企業数
指標3.2 企業規模別の雇用人数
指標3.3 企業規模別の付加価値額
指標3.4 企業規模別の輸出傾向
第4章 企業の開業、廃業、存続
指標4.1 雇用主企業の開業率
指標4.2 雇用主企業の廃業率
指標4.3 雇用主企業の改編率
指標4.4 雇用主企業の存続率
第5章 雇用の創出と喪失
指標5.1 雇用主企業の開業および廃業による雇用の創出と喪失
指標5.2 存続企業における雇用の創出と喪失
第6章 企業の成長
指標6.1 高成長企業の割合
指標6.2 成長株の中小企業(ガゼル企業)の割合
第7章 女性の起業
指標7.1 男女別雇用主および自己採算労働者
指標7.2 女性が経営する企業の割合、規模、産業
指標7.3 女性が経営する企業の雇用人数
指標7.4 女性が経営する企業の開業率および廃業率
指標7.5 女性が経営する企業の存続率および雇用の伸び率
指標7.6 企業の女性取締役
第8章 起業の決定要因:特定の指標
指標8.1 規制枠組み:企業の設立
指標8.2 資金調達:資金獲得の成功率
指標8.3 文化:起業に対する認識と態度
附録A 起業決定要因指標一覧
附録B 欧州統計局の2010年資金調達に関する調査票
附録C グロスアップのテクニック
前書きなど
本書は、OECDと欧州統計局による企業指標プログラムの成果である。起業の現状を測る一連の指標を、それを取り巻く政策とデータの解釈についての解説と併せて収録している。2012年版では、新たに女性起業家と企業資金の測定に関する問題、および女性の企業に関する指標を取り上げた特集を組んでいる。
本書は2部構成になっている。第1部(第1章と第2章)では、起業の男女差という側面に関する概念と方法論の問題、および起業資金に関する指標の測定方法を取り上げている。第2部(第3章から第8章)では、企業部門全体の構造データや企業動態の指標などを含む起業の実績の詳細な指標に加えて、男女別の起業指標を特集した章を収録している。また、一連の起業活動の決定要因の指標も収録している。