目次
2001年
ラテンだ! アジアだ! フュージョンだ!
ポルトガル料理の影響も
ヌエボ・ラティーノの流行
ラム酒と日本酒の競演
ついに登場インカ・ロール
アッパーブロードウェイ・美食案内
NYでたった数店の4ツ星
スターシェフに会えるかも
ニューヨーカーの好む店
ブロードウェイ・グルメ戦争
HMRのすしの値段
コロンビア大にもすしバーが
いま静かにティーブーム、すしには緑茶
ティーブームは東海岸から
5番街の日本茶店
緑茶とすし
異業種からすしビジネスに
9・11アタック! そのとき、すしレストランは
ニューヨークの空港には降りられない
一瞬、ガラス窓が震えた
行方不明者を捜すビラ
灰まみれで帰還
80人の命を奪われたレストラン
「9・11アタック」のつらい経験をしたが
レスキュー隊に料理を出前
ニューヨークはかえって強くなった
ゴーゴー・ダンサーはいなかった
繁盛している店もある
2002年
9・11からの回復
日本人観光客激減
グラウンド・ゼロの現場
チャイナタウンとトライベッカ
すしとラーメン
女性すしシェフは美人ぞろい
玄米ずしはヘルスフード
すしとお茶
牛丼屋ついに東海岸に
炊飯ビジネスは見込みあり
テイクアウトずしを取得
2003年
フランシス・ラッペ親娘、久司夫妻
野菜の消費量が増えた
マクロビオティック・ダイエット
オーガニック食品
肥満裁判と究極バーガー
農務省、オーガニックを認証
ゴジラ・ロール登場
サンドイッチは健康食
トスド・サラダが大流行
EUと対立
レストランに大試練
今度はSARSの試練
カナダBSEの影響は?
ベジバーガーで市名を変更
シーフードにも危機
ついに屋内全面禁煙に
最高級デリのベスト4
インフレか?デフレか?
人気の「ニューヨーク・ダイエット」
次は中国料理で勝負
大リーグ投手の突然死
ニューヨーク・ダイエットの効果
2004年
BSE騒動と鳥インフルエンザ
アメリカにもBSE
「アメリカ人」VS「BSE」
次は鳥のインフルエンザ
食中毒が多すぎる
寿司の次にヒットする日本食は?
ポスト・スシはSOBA?
寿司もポスト・スシも一緒に
蕎麦打ち青年ニューヨークに
コメは野菜で健康食品
「ライス」&「オムス・ビー」
「オー・ベントー」はヘルシー
LOW CARBの大流行
テイクアウト寿司に
お好み席
500ドルのお任せコース
シドニーからの風
有名レストランを日本に
創立90年の老舗レストラン
日本招致プロジェクト
アメリカにエースを投入
思いがけぬおまけがついた
和食の大おお店だなが続々と
チェルシーに「祭り」
トライベッカに「メグ」
氷の大仏は毎日彫る
ウエストビレッジに「えん」
MDに「ONO」
大手メーカー品から地酒へ
燗酒から冷酒の時代に
地酒が空前のブーム
サッポロは20周年
ついに地ビールも登場
同じ「ロー」でも今度は「RAW」
ブロードウェイに有名シェフが
LOWからRAWへ2005年
韓国パワー
ニューヨークの韓国パワー
キム・バップ&握り寿司
帰ってきた又来屋
ニューフェイスが続々と
ラーメンブームは来るか?
フレッシュラーメンの紹介
即席ラーメンはスープ
かつてラーメンブームがあったが
プラザホテルがリニューアル
バイバイ、プラザ
モンローも食事に
甘い戦争
シュークリーム戦争
至福の時は二度訪れる
チョコ戦争、チョコ論争
再びBSEと牛肉の話
BSE感染牛2頭目発見
しかし、アメリカ産ビーフは食べる
日本の焼肉がニューヨークに
ミュージアム・レストラン巡り
MOMAの大改装成る
ユニオンスクエア・グループが
金曜午後は入場無料
彫刻とセントラルパークに囲まれて
ミュージアムで寿司
スカンジナヴィア料理の「アクア」レストラン
御婦人方に大人気
国民食のハンバーガーとホットドッグ
セントルイス世界博から
人気のハンバーガー店
発祥はコニーアイランド
ベジバーガーにベジドッグ
怪物的ハンバーガー
フレンチフライも危ない
大豆食品の人気急上昇
「ビックリ」レストラン
NYにNINJYA出現!
NY初、キャビアの寿司屋2006年
ダイエット法も移り変わる
アトキンス・ダイエットの終焉
ローフード・ダイエットの台頭
180年の歴史を閉じる
ブーレー王国の春
「モンラッシュ」から独立して
「ベーカリー&マーケット」はまるでビックリ箱
大卒のすし職人、NYで大成功
書斎の奥に巨大キッチン!!
ブーレーの将来計画
2007年
日本人の三大発明食品
ミスター・ヌードル
イミテーション・クラブ
アメリカで食べ放題が人気
マーガリンが悪者に
寿司・シーフードの食べ放題チェーン
マンハッタン店は600席
ハーレムに行こう!
ハーレム・ルネッサンス
ソウルフードの女王
ハーレム初の寿司店は?
コーヒーとサンドイッチ
プレミアム・コーヒー市場が熱い
NYのコーヒーNo.1は?
サンドイッチも「ホット」がはやり
NY初のプレスサンド専門店
またまた甘いお話
関西からヘルシーを
NYスイーツをレストランで
2008年
超高級ホテルの日本人シェフ
超高級ホテルに招かれて
豚足・とんこつ・博多発
すし屋はますます大繁盛だが
ビールにヤキトリ
ヱビス・ヤキトリ・手打ちそば
2009年
日本からNYへ、NYから日本へ
ラーメン界に新星
讃岐うどんもついに
NYから日本に進出
ギョーザの専門店も大人気
ダニエルがカジュアル店を
リセッションの嵐の中で
エセックス・ハウスのロビー
2010年
ブーレー王国大変動
構想10年の夢、ついに実現!
キッチンで「ブーレー」を食す
次はジャパニーズ・レストラン
ブーレー仕込みの手腕を発揮
再開。再開。そして新店
セブンイレブンも再開
教会がショッピングモールに
究極のベジタリアンは「ローフード」
ジャン・ジョルジュはオーガニック
世界戦略はトライベッカから
ピッツァ! イタリアーノ!
1ドルピザ出現
イータリー、NYに
レストランは2万4000店
チェルシー10番街
ユニオンスクエアの新星と老舗
9・11テロから10年――バトル・リバイバル・リニューアル
モスク建設計画とハラルフード
ジャパニーズデリの大バトル
懐しのチョック・フル・オ・ナッツ
ブーレー和食店始動
あとがき
前書きなど
あとがき
『グルメジャーナル』(飛鳥出版)に「ニューヨーク・食のワンダーランド」と題して、また『週刊ホテルレストラン』(オータ・パブリケーションズ)に「マンハッタン・ダイニング・バトル」として、それぞれ連載したものを一冊にまとめました?
前著『週刊NY生活――ニューヨークの日本食と食文化』(2010年、明石書店)の姉妹篇に当たりますが、両者にいささか重複する部分があります。これは『週間NY生活』の方は新聞記事なので短くまとめざるを得ませんでした。それで削った部分を本書で補おうとしたためです。
もし2000年以前のNYの食事情に興味をお持ちの方は、『ニューヨーク竹寿司物語』(1995年、朝日新聞社)をお読み頂くか、あるいはニューヨークに限らず、アメリカ全土の食事情を述べた『おいしいアメリカ見つけた。』(1998年、筑摩書房)でもある程度ふれておりますので、是非御一読下さい。
連載時は『グルメジャーナル』の村上毅編集長、そして『週刊ホテルレストラン』の松森純子編集長にお世話になりました。
また単行本化に当たっては、『アメリカ大陸コメ物語』、『週刊NY生活』に引き続いて、明石書店の黒田貴史編集部長、閏月社の徳宮峻さんにお世話になりました。
皆様、有難うございました。
二〇一一年二月 松本紘宇