目次
[特集]NPO事始め 新しい自分にチャレンジしよう!
●団体カタログ
環境/国際交流・協力/文化・スポーツ/まちづくり/福祉/子ども・青少年/NPOサポート
●インタビュー
人と人をつなぐ 環境・まちづくりコーディネーター(地域環境デザイン研究所ecotone代表/太田航平)
「切り餅」から生まれたTシャツ屋さん(green tee代表/石井朝子)
デザインや見せ方を工夫すれば、世界が変わる(iop都市文化創造研究所代表/永田宏和)
福祉はライフワーク〜人の輪に支えられて(W・I・N・G—路をはこぶ事務局長/大槻瑞文)
熟練者の力で地域を活性化(寝屋川あいの会理事長/三和清明)
●レファレンス
●寄稿
NPO活動への参加の広がりのために(内閣府経済社会システム総括担当企画官/池永肇恵)
団塊シニアとNPO(弁護士/堀田 力)
深い協働関係をつくる ボランティア・マネジメント(シチズンシップ共育企画代表/川中大輔)
自分の大切なことから仕事を創る(ETIC. フェロー/広石拓司)
●オピニオン
企業は社会の公器(サントリー(株)副社長/鳥井信吾)
●リポート
地域における多文化共生の推進に向けて(総務省自治行政局国際室長/山崎一樹)
大阪市従業員労働組合 総合政策シンクタンクの「働き方改革」(近畿大学教授/久 隆浩)
ソーシャル・イノベーションのためのコミュニケーションデザイン(應典院)
アジア初、台湾に誕生した「原住民」テレビ局(酒井亨・松浦さと子)
ニュースフラッシュ
出版紹介
私の視点 デモクラシーとNPOのアドボカシー(今田 忠)
読者のひろば
バックナンバーのご案内
編集後記
前書きなど
編集後記
NPOジャーナルも創刊4周年目を迎えることができた。NPOのあり方について社会に問題提起したい、NPOから、関西から、情報発信したいと取り組んできた。創刊号から購読いただいている全国の読者をはじめ、寄稿や取材をご快諾いただく実践者、研究者の方々、こうした取り組みが必要だと広告をご掲載いただく企業や団体の方々に支えられて、13号まできた。この場を借りて感謝申し上げるとともに、「次代を切り拓く羅針盤」として、より充実した内容に努めたいと気持ちを新たにしている。
総務省の山崎さんに寄稿いただいた「多文化共生推進プラン」は、長年、外国人支援に取り組んでいたものにとって待望の指針である。画期的な点は、「外国人も地域社会の構成員」であると明言し、推進のために、国、地方自治体、企業の役割を提言していることである。2月に滋賀県長浜市で幼稚園児を殺害した女性は「疎外感を感じていた」と述べていたが、エスニックマイノリティーなど社会的弱者を疎外しない社会づくりのためには、制度が整備されるとともに、自治会、NPOなど地域社会が連携を深めること、私たち一人ひとりの意識の問題でもあることを肝に銘じなければならない。