目次
謝辞
序
第一章 「創造性対抑圧」
——ロシアのユダヤ人〔一八八一年〜一九一七年〕
「鉄の皇帝」とユダヤ人
帝政の弾圧とユダヤ人の抵抗
ブンド(ユダヤ人社会民主主義労働者協会)の出現
シオニズム——逃避か? それとも救済か?
帝政ロシアにおけるユダヤ人の生活と文化
現代へブライ語文学とイディッシュ語文学の登場
職人、労働者、ルフトメンシュ——ユダヤ人強制集住地域内での暮らし
第二章 革命と解放という曖昧な表現
ポグロムと二者択一のジレンマ
ユダヤ人街の革命
シオニズムとヘブライ語への攻撃
シュテットゥルにおける破産と再建
第三章 ユートピアを求めて
——社会主義と新しいユダヤ人文化の構築
ユダヤ人の定住化
ビロビジャン——「我が祖国におけるユダヤ人の土地」
工業化の影響
第四章 ホロコースト
ドイツ占領軍
ソヴィエトのユダヤ人絶滅
ユダヤ人の軍隊参加
占領下におけるレジスタンス
パルチザン活動におけるユダヤ人
勝利と不安
第五章 暗黒時代と灰色時代〔一九四八年〜一九六七年〕
形勢が変わり始めるころ
「反コズモポリタン」キャンペーン
ソヴィエト社会主義共和国連邦とイスラエル建国
解放と復興、一九五三年から一九六四年
フルシチョフの政策とソヴィエトのユダヤ人
好戦的無神論再び
経済裁判
イスラエルとシオニズム
第六章 ソヴィエトのユダヤ人
——改革すべきか、適応すべきか、それとも去るべきか?
〔一九六七年〜一九八七年〕
六日戦争とソヴィエトのユダヤ人
国外移住時代の終焉
新しい指導者、新たな希望
第七章 旧ソヴィエト社会主義共和国連邦の「そのほか」のユダヤ人
——グルジア人、中央アジア人および山岳ユダヤ人
グルジア共和国のユダヤ人
中央アジアのユダヤ人
山岳ユダヤ人
第八章 ソヴィエト崩壊後
——解散か新規まき直しか
不安定さとチャンス——ソヴィエト崩壊後のユダヤ人
ロシア政治の悲劇
ユダヤ人共同体再建
地域および共同体におけるユダヤ人の生活——復活と分裂
二つの事例——ミンスクとリヴォフ
第九章 ソヴィエト後ユダヤ人社会のパラドクス
新旧反ユダヤ主義
移住
人口統計学的衰退
ソヴィエト後の政治におけるユダヤ人
ウクライナのユダヤ人——無関心と疎外
ユダヤ人のアイデンティティと旧ソヴィエト連邦におけるユダヤ人の将来
結論
訳者あとがき——民族的文化的少数派ロシア/ソヴィエト・ユダヤ人の精神史
注
索引