目次
序 大河内泰樹
文献略号一覧
第Ⅰ部 自然
1 親和力──ヘーゲルの自然哲学と本質的な哲学的諸カテゴリー(クラウス・フィーヴェーク/岡崎龍゠訳)
2 ヘーゲル自然哲学における物質概念について──なぜ物質よりも先に空間と時間があるのか(中島新)
3 牝牛に学ぶこと──ヘーゲルとともに、自然哲学と自然との付き合いの人倫によせて(クリスティアン・イリース/太田匡洋゠訳)
第Ⅱ部 生命
4 正常な異常──ヘーゲルの有機体論における「死に至る病」(大河内泰樹)
5 自然と精神のあいだの矛盾としての生命(権寧佑/太田匡洋゠訳)
第Ⅲ部 論理
6 ヘーゲル論理学における「生」の問題(改稿)(大橋良介)
7 論理的生命概念の二面性──前概念的行為者性とその明確化(木本周平)
8 ヘーゲルの「ゴースト・イン・ザ・シェル」──死せるオブジェクトたちの不気味な生命/ヘーゲルの機械論論理のポスト・ヒューマン的読解(ラルフ・ボイタン/松岡健一郎゠訳)
9 ヘーゲル論理学における概念の類種関係と性差(岡崎佑香)
第Ⅳ部 体系への道
10 「私たちの精神の連盟の時代」──フランクフルト-ホンブルク・コンステラツィオンのキーコンセプトとしての「生」(久冨峻介)
11 『精神現象学』における真理と真理への道──実在論か観念論か(史偉民/岡崎龍゠訳)
第Ⅴ部 精神
12 自然における生命としての言語(劉創馥/岩田健佑、齋藤嵩真、矢端崇゠訳)
13 自然と契約を越えて──「人格性」に基づいたヘーゲルの所有権論(陳浩/小原優吉゠訳)
14 ヘーゲル宗教哲学における自然と生命の目的論的関係(南基鎬/岩田健佑゠訳)
15 ヘーゲルの宗教哲学における人間学的構想およびその問題系(洪凱源/嶺岸佑亮゠訳)
あとがき 久冨峻介
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