目次
序 世界との和解のこころみ
第Ⅰ部 言語
第1章 言語を信頼する──『ラーエル・ファルンハーゲン』をめぐって
1 『ラーエル・ファルンハーゲン』執筆の背景
2 言語の役割
3 「自分と世界という難問」
4 「言葉を信頼するようになる大いなる機会」
5 伝記作家としてのアーレント
第2章 世界の複数性にもどる
1 アーレントにとっての「真珠」
2 メタファーに内在する危険
3 アーレントのメタファー論とハイデガーの存在論
第Ⅱ部 思 考
第3章 空間を創造する
1 空間を創造する思考
2 モデルとしてのソクラテス
3 ソクラテスの思考と哲学的思考
4 困惑を分かち合うこと
5 ソクラテスの発見
第4章 過去と未来の間の裂け目で動く
1 思考の時間的次元
2 「伝統の断絶」
3 過去を想起すること
4 未来を予期すること
第Ⅲ部 構想力
第5章 世界の中で方向を定める
1 「内なる羅針盤」と共通感覚
2 「理解する心」と判断力
第6章 感覚の世界から離れる
1 「盲目の詩人」になること
2 「普遍的立場」
3 精神における「運動の自由」
4 伝達可能性
第Ⅳ部 文学
第7章 世界と和解する
1 隠された「真理」を示すX線のごとき力
2 〈もはやない〉と〈まだない〉の間
3 世界の中で安らおうとすること
4 「無世界性からの脱出路」
5 「世界における避難所」
あとがき
初出一覧