目次
謝辞
二十五周年記念版への謝辞
序文(トミー・シェルビー)
序文 人種契約──時代はめぐる
序 章
第一章 概説
人種契約は政治や道徳、認識論にかかわる。
人種契約は歴史的現実(アクチュアリティ)である。
人種契約はひとつの搾取契約であり、ヨーロッパ人によるグローバルな経済支配と白人の国民的人種特権をもたらす。
第二章 詳述
人種契約は場所を文明的なものと野生的なものに区分けすることで空間を規範化(そして人種化)する。
人種契約は人間と隷属人間という区分をもうけて、個人を規範化(そして人種化)する。
人種契約は近代における社会契約を裏書きし、しかもつねに書き換えられる。
人種契約は暴力とイデオロギー的調整によって強化される。
第三章 「人種契約」理論の「自然化された」利点
人種契約は道徳的な白人主体(の大半)がもつ現実的な道徳/政治意識を歴史的に追跡する。
人種契約こそが白人の道徳的/政治的慣習の真の決定要因であり、今後批判されるべき真の道徳的/政治的合意であると非白人たちはこれまでずっと気づいていた。
理論としての人種契約論は、世界の政治的/道徳的現実を解き明かし、規範的な理論を導くという点で、人種なき社会契約よりも優れた説明力をもつ。
訳者あとがき
原注
索引