目次
序言
文字資料と歴史の関係性を問う序説
『古事記伝』と津田左右吉
先学の言葉
〈異文化理解〉について
韓国における日本古代史研究の可能性
使者と文書
『御堂関白記』の仮名
中世近衞家の日記目録について
『延喜式』写本系統の基礎的研究
地域資料による古代史研究
ベトナムにおける新発見の陶璜廟碑
磐井の乱前後の北部九州と倭王権
角氏の氏族的性格とその王権奉仕
高麗王若光と武蔵国高麗郡
平安初期における王権の多極構造
『隋書』倭国伝の「八十戸」
律令官人制と古代の東北
九世紀の仕丁制と日功
外交文書開封にみる政治文化
「聖徳太子」の名号について
桓武朝の男女の別政策
古代の人々と化身
日本古代の国家と災害認識
応和宗論の再検討
伊勢平氏と日宋貿易
国譲り神話の場所をめぐって
渋沢敬三と漁業史研究
古代地方史研究の課題
現代社会における地域社会史研究の意義と課題
古代史研究におけるデジタルアーカイブの活用
古代史研究と教育のいま
韓国古代史学界における『日本書紀』活用の現状と問題点
共存の歴史学
日本列島の古代史と韓半島の「質」
入唐僧円仁と唐人楊敬之