目次
こんな簡単な計算なら誰でも解ける
受験の手引き
第1部 計算問題を解く
無線工学に使われる新しい「図記号」
国家試験問題に出てくる電気の基本単位と補助単位の種類
計算に必要な基本単位と補助単位，べき乗（累乗）
1 電気物理の計算を解く
2 電気回路の計算を解く
3 電子回路の計算を解く
4 送受信機の計算を解く
5 電源の計算を解く
6 アンテナの計算を解く
7 電波伝搬の計算を解く
8 測定の計算を解く
第2部 計算問題公式集
前書きなど
平成23年12月期の国家試験から第二級及び第一級アマチュア無線技士の国家試験科目のうち受験者の最も苦手とされていた「電気通信術」の試験が廃止されたことにより，従来に比べて合格率が大幅に上昇しました．しかしながら，たとえば第二級アマチュア無線技士の合格率がおよそ60%に上昇したとはいえ，たったの「60%」というのはまだまだ低いものと考えざるを得ません．
日本のアマチュア無線技士は，ほとんどが第四級アマチュア無線技士の資格所持者で占められており，ハム王国であるUSAと比較すると上級資格所持者の割合はたいへん低いものとなっています．
そこで，少しでも多くの方に第二級アマチュア無線技士の資格の免許を取得していただくことを目標として本書を企画しました．受験者が一番苦労する無線工学の計算問題を徹底的にやさしく解説し，できるだけ四則演算の計算で解けるように工夫し，むずかしい計算問題が解けることを目標にしました．
本書で，あこがれの上級資格である第二級アマチュア無線技士の免許を手にされることを願っています．
平成25年10月
編者しるす
